DR250Rで行く近場のオフロードツーリング2009初冬
「寒波の中の両極端林道」の巻

ヴヴ〜・・さ・寒い。。。起きれん。。行きたくねーな。。
今日は林道ツーリングに誘われて行く予定でしたが、寒くて起きれません。そのうえ意を決して起きると窓から見える車が霜で真っ白で、もう今日はやめたいと思いました。でも犬の散歩に外に出てみると日の当たっているところは思っていたより寒くないので、結局は予定通り行くことにしました。

DR250Rを車庫からだしキックでエンジン始動し、家に戻って準備しているとオフロードブーツのバックルがちぎれて、もう散々です。手持ちのスペアがあったので慌てて交換して外にでると、超近所のY本さんがTTR250が出かけるところでした。2台でいつもの集合場所の二俣駅に向かうと、橋の上は風が冷たく手足が冷えます。集合場所に着くと見たことある人がいますが・・あれはハーレーのダイナ?M浦Bさんじゃないですか?!あれ?今日ってオンロードツーリングでしたっけ?すると彼は今日は同行はしないで一人で山のほうのオンロードに走りに行くとのことでお見送りだそうです。そのうちDRZ400のM浦Aさんも来て今日はこの3人で林道に行くことになりました。さてどこに行くか?昨日は山 のほうは雪もチラついたらしいし凍結も心配です。そこで北の山のほうはやめて、わりかし温暖な浜名湖のまわりを走ることにしました。

まずは国道152号線から362号で細江に向かい、細江神社から山に登って国民宿舎「奥浜中湖荘」前から尉ヶ峰林道に入ります。このとき先導の僕が間違えてオレンジロード入口に入ってしまい、すぐに引き返したのですがその間に赤いスバル・フォレスターに先行されてしまいました。この尉ヶ峰林道は昔はダートだったのに、今はすっかり全線舗装になっています。そのうち前を走るフォレスターに追いついたのですが、このフォレスターが速くてブラインドコーナーも枯葉や砂利の浮いたコーナーもいい勢いで細い道を駆け抜けていきます。こいつに先行させてあっというまに大谷キャンプ場も過ぎて、尉ヶ峰林道の終点のオレンジロードとの交差点に出てしまいました。しかし僕もこっちは久しぶりなので道が変わってしまってよくわかりません。そこでとりあえず直進してオレンジロードをまたいで行くと「みかんの里農村公園」というわけのわからない施設に出てしまったので、ここで最初の休憩です。トイレに行ったりしてから、ちょうどそこで休んでいたオレンジ色のベストを着たイノシシ狩の人たちに道を聞くと、「ガタガタ道に行きたいんだろ」って風越峠への道を教えてくれました。わかってますねぇ〜(笑)。

休憩後は、来た道を戻って、Y字路を左にいって風越峠から奥山林道へ入ります。やっとここはダートなのですが、砂利のかなりフラットな林道でちょっとメリハリがつけにくく走りにくく感じました。やがてダートは終わり、舗装路の普通の住宅の前を通ります。その先の十字路を左折して山を登ると、今度は扇山林道です。実はこの3本の林道は昔はKDXでよく行ったものですが、たぶんDRになってからは始めてなので7,8年ぶりくらいでしょうか。
この扇山林道もフラットな砂利道で、乾いてることもあってグリップが悪くワダチもほとんどないので走りにくいです。自分的にはもう少し荒れてるほうがいいですね。途中、ピクニックしている人はいるし、山からいきなりMTBが飛び出したりするし、後半のほうではフラットなのにいきなり窪みがあったり、それがコーナー目前で発見したりでけっこう緊張しました。ううーん、どうも乗れてないなぁ・・と思います。

林道は採石所のある県道に出て終わります。これを左折して三ケ日の方に戻って行きます。途中、自転車軍団を抜いて三ケ日市内に入ると、前に見たことのあるヘルメットとバイクが・・アレ?ハーレーのM浦Bさんじゃないですか!?すっげー偶然です。コンビニで合流してちょうど時間も良かったので、そのまま昼飯を食いに行くことにしました。というわけで、結局お昼はいつもの4人で台湾ラーメンでした。

昼食後、M浦Bさんはオレンジロードに行くと言うので別れて、俺らは浜名湖の西岸を南下して湖西の方に向かいます。この湖畔の道が寒かったです。そして途中で豊橋方面に右折して多米トンネルの手前を左に入ります。ここが今日のメインディッシュの林道となりました。ここはだいぶ前に来たことはあるのですが、久しぶりです。入口はチェーンがかかっていますが、たるんでるのでそこを潜り抜けて突入です!(良い子は真似をしないよう に)。ちょっとコンクリートの道が続いてから未舗装になるとすぐに難関がありました。大きな木が倒れて道を完全にふさいでいます。手でどかそうにも動きません。しかしM浦Aさんが、二人が木の上に乗れば地面に接地するので、そこをバイクで1台づつ乗り越えられると提案し、さっそくこれを実践です。
木の直径がさほど大きくないこともあって3台とも問題なく乗り越えは成功し、まずはここをクリアし先に進みます。そういえば倒木のその場所にはバイクが乗り越えたと思われる跡が残っていました。
この先もしばらく車が入っていないことあって道は荒れ放題です。落石で落ちた浮石があちこちにあり、さらにこれに大量の枯葉が乗っているので、まったく状況がわからず走行中にいきなり浮石に乗って振られたりします。さらに草も伸び放題で、先の状況が見えないのでゆっくり進まないといけないところもあれば、見通しもよく飛ばせるところもあります。また水が流れてV字の谷になっているところもあって、いちど先導の僕はラインを間違えて谷で後輪が空回りしてスタックし、後続のY本さんに助けてもらいました。
林道には道の中央で1mくらいまで育った木もあるので、かなりの期間、車が通っていないようです。また草や吹き溜まりをかきわけて進むので、バイクに木の枝がはさまって引きずっていたり、草の蔓が足にからんで引っ張られたりと大変です。
その先にまた行く手を阻む倒木があったのですが、これは小さかったので僕がバイクを降りて撤去しました。さらに進むと今度は道が半分くらい崩落して崖に落ちているところもあります。木がしだれかかって首をすくめてもヘルメットを叩くところもあります。泥だらけで沼のようになっているところもありと、これは完全にアドベンチャーツーリングです。真冬なのにかなりの汗をかきました。

林道がさらに細くなって、ついに道を小さな川が横切り、石がゴロゴロしているところが出てきました。そこでバイクを降りて先の状況を確認しにいきました。その先は道が細くキャンバーしていて、通れないことはなさそうですが、その先で帰れなくなりそうなので、今日はここまでです。しかし地面をよく見るとバイクの通ったらしい痕跡があります。ここまで荒れているとこの先はトレール車では厳しく、通ったのはトライアル車でしょうか?

ここでしばらく休憩して、日も落ちてきたのでここから折り返します。あの道を戻るのか・と思うと気が重かったのですが、先導をY本さんに変わってもらうと、彼はひょいひょいと進んでいきます。直前のM浦Aさんがテールをスライドさせて遊びだしたので、僕も一緒にスライドしまくりで遊びます。そんなことをしているうちにスタックした場所にも気がつかないで、倒木のところまで戻ってきました。倒木はまた同じ方法で乗り越えて、チェーンのところに戻ると、チェーンの脇をM浦Aさんが通るので、今度は潜り抜けずに通過しました。

出た国道の脇には公園があったので、そこで最後の休憩をします。みんなのバイクは泥や枯葉や蔓や枝がついてます。かなり走り?ごたえのある道でした。休憩後は来た道を戻って、無料になったレークサイドウェイで三ケ日ICから細江をまわって、帰宅しました。日が落ちかけでかなり寒かったです。

ちょっと今回は写真が少なかったですが、前半はフラットダート、後半は荒れ放題の廃道と両極端なダートのツーリングでした。
 

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