マレーシア北部紀行(2008/02/23〜24)

 

<はじめに>

マレーシアは出張の休日とかにいろいろとまわっていますが、たいがいは一人で行動しています。ですのでアシは公共交通機関しかなく、行きたい場所があっても交通手段によっては行けないところがありました。しかし今回は現地駐在のT君とその彼の車で行動できたので、前々から行ってみたかったマレーシア北部に行ってみることにしました。

<概略>

行ったのは北部と言っても西海岸のほうで、行程を簡単に書くと、1日目はペラ州から高速道路でペナンを通り過ぎて、ケダー州のタイ国境そばの高速道路の終点まで北上し、そこから一般道で西のランカウイ島方面に向かいプルリス州に入り、また北上してタイ国境の町パダンバサールに行きました。そのあと来た道を戻ってペナンに宿泊。2日目はペナンからまたケダー州に入り州都のアロースターを観光してから、またペナンに戻りました。高速道路主体ですが、かなりの距離で運転もT君まかせだったので、こちらは楽でしたが、ずっと運転のT君は大変だったはずです。しかしなかなか行けないところに行けて、しかも一人でなかったのでとても楽しかったです。T君も楽しんでくれたようです。

 

<高速道路で北上>

まずはT君の自宅マンションを朝に8時頃に出発です。車はマレーシア国営企業プロトンのウィラ、とはいってもだいぶ前の三菱ランサーセダンのライセンス生産です。エンジンは1600で3速オートマなので非力ですが、乗り心地はまぁまぁです。
T君はゴルフ場のあるリゾートの中のマンション暮らしで日本で考えるとかなりハイソな暮らしをしています。ちょっと羨ましいですが、それだけではありませんから、無責任なことは言えません。  

ちょっと彼の住む(!)リゾートの施設とかを見学してから近くの高速道路に乗ります。
マレーシアの高速道路は人口が多く商工業の中心である半島の西側を南北に走っていて、北はタイ国境、南はシンガポールまでつながています。また途中、空港とか商業地とかに支線が分岐しています。今回はこの高速をひたすら北上して、高速の終点を目指します。

マレーシアではちょうど総選挙の時期であちこちに政党の旗がたっています。これが日本では考えられないようなたて方をしてます。
しばらく高速を走っていると車の燃料計の針が落ちません。T君によればこれは燃費がいいのではなく燃料計がときどきおかしくなるとのことです(笑)。日本の曲を聴きながらペラ州を抜けてペナンへの分岐も超えて一休みしました。
その先のパーキングで給油のためガソリンスタンドに寄りましたが、係員が誰もいません。マレーシアではセルフ方式が多いのですが、係員はたいがい外にいます。しかたないので近くのトラックの運ちゃんに聞くと中でどのポンプを使うか申告しないといけないそうです。そしてカードか現金支払かでもやりかたが違うのだそうです。そりゃ、わかんねーよ。

高速のペラ州〜ペナンは平地は椰子畑が多いのですが、ケダー州に入ると田んぼが多くなり、見通しがいい平地が多くなります。

そして丘陵地はゴム畑が多くなり、景色がだいぶ変わってきました。

 

<ケダーからプルリスへ>

延々と高速道路を北上していきます。

やがていつのまにか・・という感じで高速は一般道になります。ここでも選挙の旗がこれでもかってくらい出てます。

コディアンというところで、右折はウタママラヤ大学の立体交差を、逆の左の西の方に行ってプルリス州に向かいます。実はこの交差点を通り過ぎてしまいちょっと戻りました。地名になじみがないのと、標識が直前にならないと見えないせいです。

ここがプルリス州との境です。このまましばらく西に行って、パダンバサールへの標識に従って北に右折するといよいよ国境方面です。

右折してちょっとした丘を越えると、あたりはいきなり広大なサトウキビ畑が広がってます。この景色はこれまでマレーシアで見たことのない景色で二人で思わず「おおーっ」と言って感動してしまいました。

ここからサトウキビ畑の中をまた北上していき、こんどはゴム園の林を抜けてT字路につきあたります。ここを右折すると目的地のパダンバサールです。

 

<国境の町パダンバサール>

パダンバサールの町は小さくて、こじんまりとしています。

街中に入るとお店の看板もタイ語が入っていて、国境の町であることがわかります。

選挙の小旗だらけのロータリー交差点の先は・・ついにここが国境です。入出国審査事務所の建物の入り口です。本当はこの先に行きたいのですが、タイ南部はイスラムゲリラによるテロが多く危険で、会社からも原則的に渡航禁止区域と言われているので今回は行けません。う〜ん、残念!

パダンバサールの国境のそばにはショッピングセンターや露店や個人商店がたくさんあります。職場のローカルからいろいろなものが安いと聞いていたのですが、あまり欲しいものはなくしかもそれほど安いとは思えませんでした。

町はタイのナンバーをつけたマレーシアではみかけない車やバイクがたくさんあります。このバイクもタイから来たもので、けっこう派手になっています。逆に車はどれもクールでピックアップトラックなどはとてもオシャレでした。
あと国境で面白かったのはT君の携帯(海外ローミング機)に表示された回線会社がマレーシアでなく、聞いたことの無いタイの会社になっていました。国境が陸つづきだと電波の切り替えようがなさそうですね〜。

 

<南下してペナンに戻る>

今日は時間がないので、この他にはまわらず、宿を予約してあるペナンに戻ることにしました。
戻るときにちゃんとタイ側を見ていないし、もっと国境らしいもの(例えば鉄条網の金網とか)を見たかったねということになり、来た道の最後のT字路を左折でなくまっすぐ行って、どこか適当に北のほうに入る道を行ってみようということになりました。適当にゴム林の中を北上してみたのですが、行けども行けども国境には出ないし道はどんどん細くなるので結局戻ることにしました。

ゴム林の樹液採集です。はじめて触ってみましたが予想どおりプヨプヨで気持ちよかったです。

帰りのサトウキビ畑の途中に検問所がありました。武装して軍服なので軍隊だと思ったら警察のようでした。前の車もすんなり通過したのでたいして気にしなかったのですが、パスポートの提示を求められ車から降りるように言われます。そして検問所で階級の高そうな人のところに連れて行かれると、パスポートを傍らのトラックの荷台にポンと投げます。その瞬間、これはマズイことになった・・英語でうまく伝えられるだろうか・・会社に迷惑がかからないだろうか・・いろいろなことが頭をよぎります。尋問する人は顔に傷がありすごく怖そうです。しかし目的と会社名を言って放免してくれました。よかった〜。たぶんタイからの不法入国を取り締まっているのでしょう。やっぱり一般的な観光地ではないことを改めて認識しました。なおそこは写真はムリですよ。。。。

このまま来た道を戻って、高速に乗りペナンに戻ります。ペナンはマレーシア北西部の大きな島で半島とは巨大な橋でつながっています。このペナンブリッジは渋滞することで有名なのですが、夕方でも土曜日は空いていて美しい夕日に向かってすんなりと通れました。

このままペナンの中心街のジョージタウンのホテルに行き荷物を置いて、また車で出かけます。夜なのでこの先は写真はないですが、この後は海岸線のガーニードライブを走り、T君の家族が住む予定のマンションとかを見てからペナン島の有名なリゾート地であるバトゥフェリンギに向かいます。土曜日の夜にバトゥフェリンギでは夜市(ナイトマーケット)という露店市が開かれ、かなり大規模です。駐車場に車を入れて見てまわったのですが、面白くていろいろと買い物をしてしまいました。同じようなものはクアラルンプールのチャイナタウンにもありますが、バトゥフェリンギのほうが物がよく、値段も安いように感じました。

たっぷりと遊んだ後にホテルにもどって、寝る前にインターネットカフェに行きました。これは明日の帰る便のインターネットチェックインをして座席を好みのところに確保したいのと、空港でチェックインに並びたくないからです。インターネットカフェはホテルから意外に遠くて大変で、深夜にもかかわらず地元の子供たちで混んでいて、見てみるとみんなオンラインゲームをしているようでした。ADSLなのか、下りは速いのですが上りが遅くて、30分の最小時間いっぱいかかってやっとチェックインを済ませると2時前、さすがに疲れました。

 

<また北上>

宿泊したホテルはシティホテルなのですが、海の美しい眺めが見れます。

これは北東のほうの海の眺めで、奥ほうが半島、左後ろの方が昨晩行ったガーニーからバトゥフェリンギの方面になります。

ホテルをチェックアウトしてから朝食を屋台で食べて、またペナンブリッジを渡って昨日往復した高速道路をまた北上します。今日の目的地はケダー州の州都であるアロースターです。昨日、高速からちらっとアロースターのランドマークであるアロースタータワーと美しいモスクが見えていたので、ちょっと楽しみです。

アロースターには高速道路の出口が3つあって一番手前のアロースターサウスでインターチェンジを降りて、アロースターの街中に入ります。

 

<アロースタータワー>

まずはアロースタータワーを目指します。遠くからでも確認できるのですんなりとタワーの前の路上のパーキングに着けました。ここでパーキングメーターにコインを入れて駐車し、タワーに向かいます。

アロースタータワーは有料(RM10)でガラス貼りのエレベーターでいっきに登っていきます。高いところが苦手の僕はけっこう怖いです。ちなみにアロースタータワーは高さが世界で19番目(現在)という中途半端なポジションです。

上に上ると360度の視界のある展望室になっています。天気もよかったのでけっこう遠くまで見渡せます。これが州立モスクのザイールモスクですね。

展望台には望遠鏡が設置されていて日本と違って無料です。昨日、高速道路からちょっと見えた美しいモスクの位置もだいたい確認できました。

 

<モスクめぐり>

続いてすぐ近くの州立モスクであるザイールモスクに行きました。

クリーム色に濃茶の屋根が荘厳で重みがあるのですが、イルミネーションランプがたくさんついているのできっと夜は美しいのだと思います。でもなんかイルミネーションとかは無いほうがいいように感じるのは私だけでしょうか?
ザイールモスクの中にも入ってみました(詳細はこちら→モスクいろいろ)。

これはザールモスクから見た時計台とアロースタータワーです。

続いてアロースタータワーから見えた美しいモスクを探しにその方面に行きました。T君の勘が冴え冴えですぐに見つかり、名前はアルバカーキモスクという新しいモスクだそうです。美しさに圧倒されます。こちらは入らずに外から見ただけです。
このあと昼食を市内中央部でとって、ショピングセンターをちょっと見て、焼きたてのタルトをつまんでアロースターを出ました。

アロースターの街中のバイク屋です。イポーとかで見かける汚い店でなくてちょっと小奇麗でした。 ホンダ専門店なのでしょうか?扱うバイクはアンダーボーンタイプばかりです。

 

<ペナンに戻る>

またまた来た高速道を戻って(通行4回目)、ペナンに戻ります。というのは私の帰りの飛行機がペナン空港を夜に発つ便だからです。今日もペナンブリッジは渋滞も無く通ることができ、時間があったのでブリッジから空港の間にある巨大なショッピングセンターに寄りました。これはなんとあのジャスコです。

なんとショッピングセンターには本物のF1が飾ってありました。そういえばその翌月にマレーシアGPがあるのです。4輪はよくわかりませんが、スポンサーがマレーシア国営の石油会社のペトロナスなので、なんらかの関連があるんだと思います。

そして空港に送ってもらってついに今回の旅行は終わりです。
今回は本当にT君にお世話になってしまいましたが、おかげでとっても楽しい紀行になりました。また機会があったらいろいろ連れて行ってくださいね〜。

 

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