2010年歩きまくりのオーストラリア


最初に

まず、なんで旅行に行ったか・・から。

ウチの会社は5年毎に5日連続の休暇が出る。それは年齢が5の倍数になったときで、俺は今年だった。せっかくだし、どっか行くか〜と天然1号と相談して、彼女はヨーロッパを希望、特にその頃に「のだめカンタービレ?」にハマっていてウィーンに行きたかったそうだ。でも俺はどっちかーつーとアウトドア派。そこで提案したのがエアーズロック登山で、来年から宗教的な理由でもう登れなくなるかも・・というのが効いて、これに決定した。というわけで、オーストリアでなくオーストラリアになったワケ。

自分で手配は時間もないしリスキーなのでツアーを探すと、エアーズロックだけは少なく、ケアンズやパース、シドニーなど他の都市との組み合わせが多く、ケアンズは3年前に行ってるのでシドニーで探した。しかし選択肢が多いだけに迷うし、本当にピンキリ。やっといいものがあっても時期が悪かったり、最小催行人数に満たなくて中止だったり、俺の出張の日程が変わって時期を変更したりで、けっこう大変だったが、WEBで探したJALのツアーがよかったのでここで決定した。次に天然1号は登山道具が全く無いので一緒に靴を見に行ったりとかして(日記に書いた)、準備もギリギリになった。 

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出発(2010/07/05)
そして5日にいよいよ出発!とは言っても初日は中部国際空港から成田に夕方に行って、成田からシドニーまでは機中泊なので、時間にゆとりはある。家に居てもヒマだし、午前中に空港まで行って、昼食をとって天然1号は空港で寝たりして時間をつぶして、時間になったのでツアーデスクに行って、航空券をもらって、さあ飛行機!


 

成田でもゆっくりして、シドニー行きの飛行機に乗り換え。飛行機では俺はけっこう寝れたけど、天然1号は慣れずに眠れなかったそうだ。

さあ、着けば南半球だ。

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エアーズロックへ(2010/07/06)
飛行機は朝に無事にシドニーに到着。入国審査は混んでいたけど係員はフレンドリーだし、心配していた税関もすんなり通れたし、出ればツアーの係員が待っていてくれるし、楽なもんだった。シドニーは今は冬でかなり寒く感じた。手持ちの服装で大丈夫かちょっと心配になったけど、まぁ足りなきゃ買えばいいだろう。同じツアーの女の子なんてすごく薄着で俺らよりナメてるし。

エアーズロックに行く国内便に乗る前にクリスピークリームのドーナッツを発見!天然1号がずっと食べたがっていたのでここで買う。
 
まさかこんなところで手に入るとは・・。これは機内で食べたけど初めての買い物がドーナッツだった。

エアーズロックの空港は本当に小さい空港で滑走路とビルが1個だけ。


しかし見渡すとそこには何度も写真でみた大岩が・・エアーズロックだ!この後も何度も思うのだが、何もないところに忽然とあるので、まったく遠近感がなく、遠いのか近いのかよくわからない。
空港からは地元のツアー会社が全部面倒を見てくれる。これも全て日本語。楽でいいんだけど、どうも海外って気がしないなぁ。ホテルに行ってからすぐに今回のツアーについているカタジュダ観光とエアーズロックサンセットツアーに出発。


これは国立公園の入口のゲート。ツアーにはここの入場券がついていて、それを提示するのだがバスツアーは車窓に券をかざすだけ・・ま、表面上だけ。
最初にエアーズロック(正式名称ウルル)とマウントオルガ(正式名称カタジュダ)を見渡せる展望台に行く。


これがカタジュダ。たくさんの頂という意味だったかな?奇妙な形の岩が密集して生えているようなところだ。
この先の風の谷というところを途中まで歩く。

 

カタジュダは表面がボツボツとしていて、小さい穴が多い。それに比べてエアーズロックはツルツルしているとのこと。これは出来方の違いだそうだ。


カタジュダのちょっと離れたところで撮影ポイント。さすがツアーは日本人のほしがる構図をおさえているもんだ。
その後はエアーズロックに移動。今日は雨で登山はできなかったそうだ。道もちょっと湿っぽい。砂漠のまんなかだし雨なんて降らないと思っていたのでこれは意外だった。明日は大丈夫か不安になる。

エアーズロックは近づくとでかい。でも山としては小さいのですぐに近くに寄ってくる不思議な感覚がした。ここでサンセットを眺めるのだが、天気がいまいちで夕焼けはしなかった。


ワインとおつまみで、疲れてるしなんだかだるくなった。
日没になると寒くなってくる。砂漠の真冬だもんな・・。そこからホテルに帰って、今日のツアーは終了!

エアーズロックには5件のホテルがひょうたんのような形の道に点在して、そこにショップなどがあって小さな街のようになっている。僕らのホテルはけっこういいところで部屋も綺麗だし、ショッピングセンターに近くて便利だった。夕食はそのショッピングセンターに隣接しているイタ飯屋に行ってみたら大行列・・・。まぁ、宿泊者が集中するのでしかたないのだが、寒い中を並ぶのは嫌なので無料のシャトルバスで違うホテルに行って、そこで自分で焼くバーベキューにした。


こんなステーキを屋外で自分で焼く。付け合せは食べ放題。店ではライブもやっていて、その前で子供が踊ってるし、なんか文化の違いを感じたよ。


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エアーズロック登山(2010/07/07)
ついにエアーズロックに触る!日になった。そんなわけで早起きをして、まずはサンライズのツアーにいく。まだ暗くて寒い中をバスはリゾート内のホテルを廻ってツアー参加客を集める。うちのホテルは最初のほうなので集合時間も早い。あいかわらず能天気な天然1号は集合時間を間違えてのんびり準備していたので、先にフロントで朝のお弁当を貰い、やきもき待っていたら天然1号が走ってやってきた。ヤレヤレ・・・。
天気は晴れ、よしよし!これで美しい山も見れるし登山もできるぞ・・と思っていたらエアーズロックに近づくにつれて山にだけ雲がかかっている。サンライズの会場はリゾートからエアーズロックをはさんで反対側なのでぐるっと回り込む。サンライズ会場は他のツアーバスや車でけっこう混んでいる。パイプ椅子に座ってエアーズロックを眺めながら朝食。妙におにぎりがうまい。食後は展望台に行って日の出を待った。


おおー朝日が当たって綺麗だ。・・と思ったら雲が出てきてあっという間に曇ってしまった。うーん、残念。それより目的の登山ができないのではという不安がよぎる。その後、8時に登山口に行くと登山口は閉鎖されていた。。。がっくし。しかし1時間おきにレンジャーが様子を見て開けるかもしれないので、周辺のツアーに行く。

 


まずは洞窟でアボリジニの壁画が見れたりするところにいく。駐車場から徒歩で進むと大きな岩が重なり合うようになっていて、改めてエアーズロックの大きさに驚く。


終着点には永遠に枯れないと言われるクリークがある。すごく不思議な感じの場所だった。
そこで1時間程度時間をつぶして、また9時に登山口に行くとまだ閉鎖されているので、今度はアボリジニカルチャーセンターという施設に行く。ここではいろいろな展示やカフェ、お土産屋があるのだが、撮影は禁止だった。
そこでも1時間程度してからまた10時に登山口に行く。登山時間を考えるとこれがラストチャンスだ。ま、俺らは明日も予備日になっているので、明日に登山できればいいんだけどね。

 


しかしまだ閉鎖中。。。理由は「LOW CLOUD」。天気はよくなっていて登れそうなんだけどなぁ・・・
しかたないので登山口横のツアーコースに行きかけたとき、後ろでざわめきが起き、振り返ると登山口が開放された!!そこで1時間半しか時間がないけど、登山開始!!


ところが登り始めてみるとこれが足首が痛くなるほど曲がるような急勾配。最初に臆病者を振り落とすための鎖のない区間でもう諦めてる人も多い。時間がないのでサクサク登ってると天然1号がヘバってしまった。普段なら励ましてゆっくりと一緒に行くところだが、今日は時間が無い。天然1号もいいと言うので先にいかせてもらった。
とにかく時間がないので休まずに登る。中には鎖にしがみついたままヘバって止まってる人がいるので、それを抜くが鎖なしだとよろけたら滑落しそうで怖い。それとこの鎖が太くて重いので、腰をかがめてそれを持つのもけっこう辛い。そこで鎖はあまり頼らずにすぐに手に届くところを登る。
キツイ・・たった300m登るだけなのに、かなり堪える。とにかくあそこまで行ったら一回休もうと思った場所が鎖の終わった場所で、ちょっと平地になっていた。ここでツアーの他の人たちと話す。一緒に来た夫婦は二人一緒に登ってる。うちは・・ま、だめだな(笑)。

その先はけっこう緩くなるがやはり登りで、汗が出てくる。しかし頂上近くになると風が冷たい。そこから波の様な地形を降りたり登ったりで、遂に頂上!!


やったー!!一人で来ちゃったけど、しょうがないもんね。一緒のツアーの人と時間を確かめながら写真を撮りあったりして、さあすぐに下り。緩いところが終わりかけて急勾配になる手前で名前を呼ばれた。。なんと天然1号だ!あんなにヘバっていたのに・・ちょっと感動した。しかし・・ということは・・俺は2回目の登頂?



はい、また戻ってもう一回やったー!!さぁ、そこから急いで下る。


遠くにカタジュダが見える。おおー最高の景色だ。


登山道は迷わないように白線がひいてあるが、どうみてもそこじゃないほうが楽なルートもあったりする。


もう足がパンパン。特に太ももの前側が痛い。下りはけっこう辛いし怖いけど、あっという間に降りた。でも集合には遅刻。でももっと遅い人もいたし・・ま、いいかっ。


午後はリゾートに帰って、先ずはショッピングセンターのカフェで昼食はホットサンド。



さぁて、やっと宿泊してるホテルもゆっくり見れるぞ。


ホテルからも遠くにエアーズロックが見える。


今日は夕陽をリゾート近くの展望台へ見にいくことにした。影で遊ぶ。



展望台は誰もいなくてゆっくり見れる。そのうえ今日は天気が良くて最高だ。あまり夕焼けはしなかったが刻々と色の変わるエアーズロックを眺めて今日はエアーズロック三昧の1日でした。

大満足!


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エアーズロックからシドニーへ(2010/07/08)
昨日の登山は1時間半しかなく十分に時間が取れなかったということで、なんと連泊の人にはセカンドチャンスとして、またエアーズロック登山に挑めるという。ええ、もちろん行きますとも・・うまくいけば3回目の登頂だもんね。このセカンドチャンスは本来は登山だけなのだが、結局昨日と同じで、サンライズから始まる。違うのは朝食を自分で準備しないといけないってことだけ。なんで前日にスーパーでマフィンやチーズを準備して、また出かけた。今回は勝手も知ってるし、天然1号も時間通りに行動できてる。

 

今日のサンライズは朝日があたっているので、昨日よりきれいだった。とは言ってもまた陽があたったら曇りだしてしまった。その後登山口に行くと案の定、登山口は閉鎖。。今日は風が強いとのこと。そこでまた昨日に行った壁画のある洞窟やクリークへのツアーだった。同じところを廻るのはつまらないので、エアーズロックを周遊する遊歩道を進んでみた。

 

するとこんな笑ってる顔のような洞窟があったりして、けっこう違うところが見れて面白い。その先には聖地があってここは撮影禁止。なんでもネットで公開とかしても罰金があるそうだ。そういえば登山ができないときなどにエアーズロックの周りをバスで走るのだが、そういうときにもところどころに聖地があって、写真撮影は禁止だ。そういえばエアーズロックの写真って1方向ばかりなのも、逆側は写真の中に聖地が含まれているからだそうで、そっちはけっこう斜面に穴が多くてイメージが違う。

昨日と同じように1時間たったのでここを出発。登山口をチェックしにいくが、まだ閉鎖中だったので、これまた昨日と同じでアボリジニカルチャーセンターに行く。展示物やお土産は昨日見てるのでここは本当にヒマ・・。カフェでゆっくりしようかと思ったらけっこう混んでいたのでこれもパス。

ここからもエアーズロックはよく見える。さて1時間したのでまた登山口へ。 この岩をバックにした写真は何枚撮ったことやら。。

天気は小雨がぱらついて風もあるし、予想通り登山口は閉鎖。レンジャーが来たけど、閉鎖理由の看板を付け替えただけだった。ということで今日はだめだった。よかった〜昨日に無理してでも登っておいて。
そこでツアーは昨日に行きかけてやめた登山口横のコースになった。

ここは風の浸食でえぐれた穴で、壁画もある。

これは雨が降ると滝になるところ。その光景も綺麗だそうだ。 この格好を見ればわかるとおり、けっこう寒い。

オージーの家族が写真を撮っていたので、シャッターをおしてあげた。そしたら向こうもおしてくれるというので、そこの娘も一緒に写真を撮った。かわいいねー。 服だけは母娘みたいだ、顔は別だけど。
ということで、これでエアーズロックとはお別れ。なんかずっとこの岩に憧れて、この3日はこの岩と過ごしたのでちょっと寂しい。しかし感傷にひたる余裕はなく、次のシドニー行きの飛行機までは時間が無く、ホテルに戻ったら着替える暇もなく空港に移動して、シドニーまでの国内便に乗る。

 

景色はしばらくは中央オーストラリアの砂漠地帯。赤い土の荒涼とした原野が続く。

シドニーに近づくとこれが家ばかりの都会になる。天気は雨のようだ。
シドニー空港に着いて、荷物を受取る。しかし待てども待てども天然1号のカバンが出てこない。しかしそこはJALのツアー、ツアーデスクの人がバッゲージの係員と英語でやりとりしてくれる。あー、こういうときにツアーだと助かる。俺じゃそこまで会話できないもんね。

で、天然1号のバックは・・・エアーズロックに置き去りだそうで、今日はもう便がないので明日になってしまうそうだ。なんてこった!? ツアーデスクの人がねばってとりあえずカンタス航空のアメニティセットをもらってくれた。中にはTシャツ短パンがあって寝巻きは揃った。考えてみればエアーズロックで着替える暇もなかったのが逆に幸いした。なぜなら山に行く靴や服装が揃っているので、明日に計画しているハイキングツアーにも困らない。

と、こんな事件もあって一緒のツアーの人を待たせてしまった。。とりあえずホテルに着いてからチェックインもやってもらう。なんて楽なんだろう。ホテルは街の真ん中で大きなショッピングセンターの中にあるし、地下のスーパーは12時までやっているという立地条件はとてもよかった。そしてなんとツアーデスクの女性が天然1号の今夜に必要なコンタクトの洗浄液や化粧クリームなどの買い物にまで付き合ってくれた。これは俺じゃわかんないもんなー。さすがJAL!

夕食は雨も強くなっているので、ショッピングセンター内のタイ料理屋に行った。あんまりおいしくなかった・・。とりあえず最後に疲れた1日だった。

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ブルーマウンテンズ(2010/07/09)
シドニーの観光と言えばオペラハウスなどの市内観光とブルーマウンテンズだ。ブルーマウンテンズってコーヒーじゃなくて、シドニーの西方の山岳地帯の世界遺産で、なんでもユーカリの木が発するガスのせいで山々が青く見えるそうだ。ツアーのオプションにもたくさんのブルーマウンテンズツアーがあるのだが、今回はネットで探したブッシュウォーキングのツアーに申し込んだ。これはあちこちブルーマウンテンズの中を歩き回るという企画が面白そうだったのと価格が圧倒的に安かったからだ。なんせ普通のオプションツアーの半額以下で昼食も乗り物の券もついてくる。ただし安いだけあってホテルへの送迎はないのだが、調べると宿泊しているホテルから集合場所というかそのツアー会社のオフィスが近くだったのだ。でも大きな問題がある。そのツアー、英語なんだよね。ま、なんとかなるだろ。

本当は前の晩に集合場所を確認しておきたかったのだが、天然1号のカバン(その後連絡があってカバンはパース経由でシドニーに送られたそうなのでカバンだけは大陸を横断したことになる。いいなぁ)事件や雨で疲れていく気にならなかったのだ。でもホテルの裏のジョージストリートを南下して、その道ぞいなのですぐに見つかった。

近くに教会があってクライストチャーチ・・・ニュージーランドか?集合場所に行くとけっこうたくさんの人がいて、日本人はいない。受付でサインするときに参加者の国籍を見ると、スェーデン、ドイツ、香港、シンガポール、オーストラリア・・色々な所から来てるもんだ。
ツアーのバスはマイクロバスでそれが2台あったが、僕らは多国籍軍の車、もう1台はオージーだけのようだ。早速バスは西に向けてフリーウェイを走る。1時間くらいして、左折して山の中に入る。最初はグレンブルック国立公園だ。バスを降りると山の空気がひんやりしておいしい。メチャきもちいいー!!

おおーっ!野良カンガルーがいるっ!でけぇ!イースタングレーカンガルーだそうだ。カンガルーといえば3年前にケアンズでは遠くからしか見れなかったのにけっこう人に慣れているようだ。どーもこりゃ、半野生だな、たぶん。ここはそのあたりをちょっとだけ歩いてバスでまた戻る。次はグレンブルックの街中に停車、ここで小一時間街を自由散策だ。

街はこざっぱりとしたきれいで小さい街だ。カフェもあってここで朝食をとってるツアー客もいた。

かっこいい!!やっぱりこっちのピックアップはcoolだ。アメ車よりイカシテルぜ。

さてスーパーで買い物したりアウトドア用品店を冷やかしたりして、出発。また高速を西へ進む。途中に道路工事で渋滞とかもあったけど、運転手(兼ガイド)は並走する鉄道のウラの道とか抜け道を駆使してすすむ。
さて今度着いたのはウェントワースフォールズ周辺だ。フォールズってくらいで滝まで行くブッシュウィーキングの開始だ。

ブルーマウンテンズはこんな崖の景色だ。ちょっとこのときはガスが出ていた。

歩きながらガイドがいろいろな植物の説明とかをしてくれる。なんとなくしかわかんないけど、わかった顔してうなずきながら聞く。ま、匂いがするとか種子がくっつくとか、身振りでほとんどわかるもんね。

トレイルには標識があって、ウェントワースフォールズはすぐそこだ。

滝にでた!・・・意外にショボいんだな・・・

ここを進むとまた小さな滝。

でも反対側は見えない崖の先に水が落ちてるようだ。

その先を歩いていくとさっいた滝の上部が見えた。

崖にせりだした展望台。ちょっと怖いけど絶景だね!

その先も崖の中腹を横に歩く。ところどころこうしてシェードのようになった地形がある。

道を下ったり登ったり。。でも気持ちのいいところで、それほど厳しくもない。

展望台に着いた。すばらしい眺めだ

やっと滝も全景を見れた。しかしそんな絶景もだいなしにしてしまう男・・・

ガイドが石に水をかけてこすると赤い染料ができることを示してくれる。先住民族のアボリジニはこうして壁画やボディペインティングの染料を作ったそうだ。ツアー客の中にはこれでフェースペイントをしてる人もいた。
この先から道を上がっていったら、バスの着いたところの駐車場に出た。ここで昼食。昼食はパンに自分でハムやチーズや野菜をはさんで食べる。

デカッ!もうこれだけでお腹いっぱい。なのに白人ネーチャンはこれをおかわりして2本食っていた。スタイルいいのに・・将来は・・だな・・。

朝はガスっていたのに、晴れてきもちいい景色になった。
食後にバスにのって更に先に行く。ちょっとした街を抜けたさきに大きな駐車場があって、そこが有名なシーニックワールドだった。シーニックワールドはブルーマウンテンズ観光の中心地で、ロープウェイやトロッコ電車があって、簡単に観光ができるようになっている。

俺らは乗り物には乗らずにまっすぐウォーキングトラックスというほうに行き、山を下り始める

下り始めてすぐにガイドが鳥を見つけた。名前は聞き取れなかったけど、飛ばずに地中をつついているらしい。これを見れるのはラッキーだとガイドは言っていたが、本当のところはわからない。
その先は道はすごい下り坂というか急な階段になる。

途中、クイーンビクトリアルックアウトという展望台から眺める。ここからも別の滝が見える。

そしてこの右の3つの塔のような岩がスリーシスターズ。

この先もズンズン下っていく。これは帰りは大変だなぁ・・と不安になる。

道も鬱蒼と暗くなってきた。大きなシダとかがあって、暗い中を歩く。
途中の岩の穴でツアー客全員で横に整列してみんなで外に向けて声をだすと、山彦のように響いた。次は中を向いてまた声を一斉にだすと、反射してこれまたおおきく響くなんて遊びもする。
やがてゲートがあって、急にひらけると、そこがトロッコ電車の乗車場だった。

しかしこのトロッコ電車、ものすごい急角度で登っていく。うーん、写真じゃよく伝わらないなぁ。
あっという間に上に上がって、着いたところはお土産屋やチケット売場、外は着いたときの駐車場だった。

今日のお世話になったツアーバス。ここから2時間かけてシドニー市内に戻った。いやぁ、なかなか楽しいツアーでした。

 シドニーに戻って今夜はダーリングハーバーのほうに食事に出かけた。

サッカーワールドカップのイベントのあとがあった。ここでパブリックビューイングでもしていたのかな?オーストラリアはすぐに敗退しちゃったけどね。

今夜はこれまでの食事、とくに昨晩がひどかったので、ハーバーのオサレなレストランで旨いもの(=高いもの)を食べた。シーフードのミックスグリルと、肉のミックスグリル・・なのに写真を撮る方向が悪くてイモばっかりに見えるな。

夜景が綺麗だった。でもここで写真を撮っていたら何人かの酔っ払ったオージーに絡まれた。いや、いい意味でね。みんな陽気で楽しそうだ。そっかーもう金曜日かぁ。

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シドニー市内観光(2010/07/10)
考えてみればオーストラリアに到着して飛行機、エアーズロックのツアーが2回、ブルーマウンテンズのツアーと、5日連続で早起きだった。しかし今日は久しぶりに早起きを強制されないので、ゆっくりと起きた。買ってあった朝食を部屋で食べて出かけようとしたらホテルのベッドメイキングが来てしまった。もう10時か〜。
さて今日は完全に自分たちで行動を決める日だ。とにかく今日はシドニー市内の観光と買い物と決めている。まぁ、観光はハーバーブリッジ、オペラハウスのあるロックス地区だ。ホテルからは昨日は南下したジョージストリートを今日は北上すればいい。

シドニーのメインストリートであるジョージストリート沿いにはホテルの近くはショッピングセンターや商店とかの他に、こんな教会など歴史のありそうな建物もある。

シドニーの街中。日本を含めたアジアの猥雑な感じがなく、どうしてこうすっきりできるのだろう?

ぶらぶら歩いて30分くらいでロックス地区についた。ロックスでは道路でマーケットが開いていたので、冷やかして歩く。

こっちのマーケットの先では日本のテレビでも紹介されていた、スプレー缶で超高速で宇宙の絵を描く人が実際に絵をかくのをやていた。ほんと1枚書くのに5分くらいかな?スプレー缶を持ち替えるときにクルっとまわしたりして、ちょっとしたストリートパフォーマンスで、出来上がるたびに群がった人から拍手が起きる。でも写真撮影は不可。

これがハーバーブリッジ。

よく見ると橋を登ってる人たちがいる。これはブリッジクライムというツアーになっている。高所恐怖症の俺は当然パス!

そして反対側には湾をはさんでオペラハウスが!ついに来た〜という感じ。ちなみにこれも世界遺産だなんて知らなかった。

ロックスから湾をまわってオペラハウスに近づく。途中には一人でギターで歌ってる人、ダンスをしてる人、アボリジニが半裸で写真を撮らせたりといろいろなストリートパフォーマーがいる。
歩いていると頭にパサッと何かが落ちてきた。ウゲーッ、カモメのウンコだ〜!!戻って駅のトイレで頭を拭く。クッソ〜。

オペラハウスに近づいた。近くで見るとまた迫力がある。でも音響的にはどうなんだろ?

お腹がすいたのでオペラハウス横のテラスでサンドイッチとフルーツサラダを買って食べた。真冬でも外はけっこう暖かいので、オープンテラスで食べるが、暴れ者のカモメが怖い(爆撃も)。

 

オペラハウスからハーバーブリッジとは逆側に軍艦が見えた。これは早速撮影・・と。

オペラハウスの中にも入ってみた。舞台裏とかにいけるツアーもあるのだが、時間がないのでパスした。

オペラハウスから駅を通ってジョージストリートに戻る。途中に救急車があったので記念撮影。救急車は派手だねー。

ジョージストリートを来た道を戻る。戻りながら往路は寄らなかったお店を帰路はいろいろと見てまわった。オーストラリアはけっこう物価が高く感じる。天然1号は服や靴に興味があったがサイズがないようだ。

こんなシャレたショッピングセンターもあったり。

俺は途中のスポーツ用品店でラグビーのジャージを買った。これはちょっと前のオーストラリア代表ワラビーズの選手サイン入り。けっこうお値打ちだったと自分では思ってる。ちなみにオーストラリアにはラグビー、サッカー、オージーボールと3種類の似たようなプロスポーツがあるので、お店にたくさんの種類があるが何のジャージかよくわかんなかった。
天然1号は買い物は迷ってるようだ。デパートやショッピングモールや商店に行っても買い物をしてない。そのうち大きなスーパーがあって、値段がホテル下のスーパーより全体的に安いので、会社や友人へのお土産や自分たち用のお菓子などを買って、ホテルに戻った。 

ホテルには18時まえには到着したが、部屋には寄らないでそのまま中華レストランで食事した。これが大正解!小龍包が有名なお店らしく本当に旨い!小龍包は大好きなので、日本やアジアの中華料理店、そして本場の上海や台湾でも食べたが俺の中では台湾に次いで2番目に美味いと思った。その他にワンタン麺、チャーハンもすごく美味くて、小龍包はもう一皿頼んでしまった。そしてお店を出ると大行列。早く行って大正解でした。残念なのは写真を撮り損ねたこと。

部屋に戻って、買い物に納得できない天然1号は地下に繰り出し、おれも後からついていった。本当は早く寝ないといけないんだけどね。なんせ明日は帰国・・起床は3時40分!!

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帰国(2010/07/11)
朝、というかまだ夜の3時40分、ツアー会社が勝手にホテルフロントに手配したモーニングコールで目を覚ます。もう朦朧・・買ってあった朝食をあわてて取って4時半にチェックアウトした。迎えが来るのは4時50分。外に出てみると思ったより寒くない。それよりこんな時間なのに人がウロウロしていることに驚く。

時間通りにバスが来てツアーデスクの人が迎えに来た。ここからいろいろなホテルを廻って同じシドニー発成田行きのJAL便のお客を集めて空港へ。空港でゲートに入るとすでに免税店やショップはどこもやっていて、さすがだと思う。僕らは寝ないように歩き回ったが、天然1号はダウン、椅子で寝込んでしまった。このまま置いていったろうか・・(ウソウソ)。

飛行機は無事に飛んで、あとは退屈な9時間。。別に何もすることもない。映画を観たり、寝たり、ゲームしたりと昼間の飛行機は本当に飽きる。成田についてもそこから連絡用の中部国際空港行きはまだ国際線で、入国審査や税関は中部になる。この飛行機はさがにあっという間に着く。途中の地図の表示で浜松を通り過ぎるときに降ろしてほしいと思った。

中部国際空港セントレアに着いて、カバンが出てくるかちょっと不安だったが無事に出てきて、税関も問題なしで、急いで浜松行きの空港バスに乗る。そして1時間半で高速ICのバス停についた。あとは家まで自分の車・・途中遅くなったがファミレスで晩御飯。帰るともうほとんど0時。なんか移動ばっかりの一日だった。はぁぁ、明日からまた現実が始まるのかァ・・脱力感・・

こうして今回の旅行は終わったのだった。

 

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