カタナで行く高速道路ツーリング
「広島県呉市ミリタリヲタツアー」の巻(2008/04/12〜14)

 <はじめに
所属しているカタナのオーナーズクラブである「カタナ会」には日本全国(最近は海外まで)に支部があり、各地でミーテイングやツーリングがあります。ネットの掲示板を見ていたら今年の中国支部は広島県呉市で現役海上自衛官による案内で、「大和ミュージアム」と海上自衛隊の広報施設である「てつのくじら館」の見学とのことでした。愛車のカタナで自衛隊や旧軍関連施設の見学!完全に私の好みです。これは行きたいと強く思ったのいですが、2月に白馬でスキー、3月に青森でスキーと立て続けに泊りがけで遊んでいるので、ちょっと怖くて嫁さんに言えません。
ある日、機嫌のよさそうなときを見計らって思い切って嫁さんに「行きたい」と頼んでみました。すると最初は難色を示したものの了承してもらいました(犬や家のこと、ありがとうございます!!)。
なお、ここはツーリングとしての記録であり、見学した施設などはミリタリーコーナーのほうに別途まとめておきました。
 

<準備>
行くとなると、早速いろいろと調査です。まず距離は自宅から呉までは600qはあるので、これはもう高速道路を使うしかないです。そこで東名高速の浜松西ICから、呉に一番行きやすい山陽自動車道の西条ICまでのIC,SA,PAと乗り換えのジャンクションを表にして、さらに距離を入れたもの作成し休憩ポイントと給油ポイント、基準時間を設定しました。またその前の週に、神奈川の実家への帰省にカタナで高速を使って、巡航しやすい速度を探りました。これで決めたのが100q毎に休憩し、その区間は休憩込みで1時間半とし、200q毎に給油するというものです(走行速度は秘密っ)。

また日程は往路に12日の土曜日1日、復路に14日月曜(休暇)に1日で、真ん中の13日日曜にミーティングに参加というかなり余裕をもった日程にしました。またこのため宿は呉の駅の近くのビジネスホテルを2泊で予約し、さらに広島のモンゴル仲間であるoyster氏とも待ち合わせの約束をしました。そして時間があれば呉で行ってみたいところを調べて、その地図や連絡先も調べて準備万端です。


<往路の高速道路>
出発当日の4月12日は朝5時に起きて準備をします。天気はいいのですが、早朝はまだ寒くけっこう厚着をしました。5時半過ぎに自宅を出発してまずは浜松西ICをめざします。春の交通安全運動週間ですが休日の早朝はガラガラで、すぐに高速に乗れました。通行券を受け取って最初に目指すのは東名から伊勢湾岸道の長島PAです。実はこの最初の100qが辛く、手は痺れるし、肘のガードが当たるとか、袖口からの風とか走行中には対処できないいろいろなことが気になり、先々が不安になりました。
伊勢湾岸から東名阪を経由して新しく開通した新名神はとても気持ちのいい道でアベレージも上がります。名神との合流地点の草津PAで最初の給油をすると予想より早いペースで走っていました。

しかしこの先が一番不愉快な区間で、まず名神の京都あたりは道のフェンスで風景が見れない上に、車も混んで来ました。さらにマナーの悪い車が多くて、ウィンカーなしで割り込むし、最悪なのは追い越し車線から一気に路肩に移動して前車を抜いてからまた合図なしで追越車線にまで戻る車がいたりで、かなり怖かったです。中国道に入ると今度は大渋滞で、しばらくは並んでいたのですが、たくさんのバイク(スクーター)が路肩からバンバン抜いていくので、僕も後ろをついていくことにしました。中国道を抜けて山陽自動車道に入ると道も空きやっと気持ちよく走れるようになりました。ほとんど定速で走っていると、途中リアボックスを着けたVFRに抜かれ、その先で追いついたので抜きかえしたりと、別にバトルするでもなく巡航していると休憩予定の権現湖PAについたので、ここでほっと休憩です。

権現湖PAでは静岡ナンバーのジムニーの人に話しかけられ、お互いの無事を祈って別れた後はまた山陽道をひたすら西に向かいます。途中、高速の走行車線にいきなりボックスが落ちていて、その先でさきほどのVFRが止まってました。げ、リアボックス落としやがったのか・・後ろについていなくてよかったです。。。その後、彼はどうしたんだろう??

山陽道は山間部の道でアップダウンとトンネルが多い道です。兵庫県を抜けて岡山の先の吉備SAで休憩し、ここでちょっと早めの昼食にしました。昼食は2つのレストランがあったのですが、どちらもおすすめがタコの釜飯だったので名物なのかと思いこれを注文しました。これは釜飯の上にタコのカラ揚げが乗っているもので、おいしかったですが特に印象に残るものではなかったです。吉備で出かける前に給油をしてまた出発です。このあたりに来ると広島もあと少しという気になります。最後の休憩は広島県に入って福山の先の高坂PAの予定だったのですが、気持ちよく走っていたので高速を降りる西条ICの手前の小谷SAでとって、やっと西条ICで降りると予想より早く13時半ころでした。


<呉市内突入>
興奮しているせいか500q以上走ったわりには意外なことにあまり疲れを感じません。そのまま呉に向かって国道375号を南下します。しかしこれがけっこう距離があったのと距離感がつかめないのと、それまでずっと高速でとばしていたのでかなり遅く感じます。ようやく呉市内に入って、念のため給油をして、国道185号に出たので右折して西に行きます。ちょっと息苦しいトンネルを抜けて左折すると呉の中心街にでました。

 

標識に大和ミュージアムの案内があったので行ってみると簡単に到着しました。するとミュージアムの向こうに陸にあがった巨大な潜水艦が見えます!さっそく大興奮です。
時間はまだ2時半、ホテルにチェックインもできませんし、到着したら一緒に温泉にでもと言ってくれた今回の幹事のFさんとも連絡がとれないので、調べてあった観光ミリタリースポットに出かけることにしました。

最初は歴史の見える丘というところです。国道からちょっと上がったところにあって、正岡子規の句碑や戦艦大和と長門の砲弾や戦艦の艦橋を模したモニュメントとかがありますが、なんと言ってもここはその先の歩道橋からの展望で、IHIの大和建造のドック跡や呉湾が一望できます。ドックではタンカーの建造中でそれだけでも見ものです。

次はそのちょっと先にある海上自衛隊基地に行って、翌日の護衛艦一般公開についていろいろと尋ねると、時間はたいしてかからないし途中で抜けることができるとのことでした。明日のミーティングは11時に大和ミュージアム前に集合で、護衛艦の一般公開は10時、13時、15時の3回だそうなので、10時のときに見ることはできそうです。 その後はちょっと先の「アレイからすこじま」というところに行きます。

 

ここでは潜水艦を見ることができます。僕は護衛艦は見たことありますが、潜水艦は初めてです。ちょっと先にはFバースに停泊中の護衛艦が見えます。


 <ちょっとツーリング>
ここでかなり時間を費やしたのですがまだまだ時間があるので、江田島のほうに行ってみました。まずは呉から音戸大橋を渡って倉橋島に行きます。

音戸大橋は両岸がループ橋になっていて橋は高い位置にあって下を舟が通行できるようになっています。ループ橋はバイクで走るとずっとバンクしているのでちょっと目が回るというか、なんか変なかんじがします。音戸大橋の前にはレストハウスがあって花がきれいでしたが、ちょうど衝突事故があって警察が来てました。

倉橋島の海岸線を走ると土地柄かカキの養殖とかがあり、やがて江田島に渡るもうひとつの早瀬大橋が見えてきます。早瀬大橋も音戸大橋よりはまわりませんが同様のループ橋になっていて高いところを通ってます。
この橋を渡ったところで4時前になったので戻ることにしました。来た道を戻って呉市内に入り、宿泊先のビジネスホテルもすぐに見つかりました。また心配していたバイクの駐輪もホテル1Fの屋根の下の駐車場が使えて安心です。


<ほっと一息>
さてホテルで荷物を整理して着替えたらさっそくカタナ会で今回の幹事役のFさんに電話すると、ホテルに来てくれるとのことです。 ここでFさんと初めてお会いして、さっそく駅前にある温泉にでかけました。この温泉が「大和温泉」・・さすがです。温泉は時間制でビルの屋上にあり、自衛官は割引があるようで一緒の私も恩恵をうけてしまいました。泉質に鉄分が多いのか赤いお湯の露天風呂に呉湾を見ながら入ると最高に気持ちいいです。
Fさんは現役の海上自衛隊員で、なんとホバークラフトのクルーだそうです。ヲタの私はいろいろと聞きまくってしまい、申し訳なかったです。風呂から上がるとビールをご馳走になってキューッ!!下戸の私ですがこれはもう極楽です。Fさんは明日のミーティングの幹事で人数が増えたので今日はいろいろと予約しなおしたりで大変だったようです。本当にありがとうございました。

このあとFさんと別れてホテルに戻ってから、夜は食事をできるところを探して街中をちょっと徘徊しました。目的は冷麺!呉の名物だそうです。しかし有名店はすでに閉まっているし、屋台に行ってもないし、あちこちの店を見ても無いようなのであきらめて、帰りがけにネットで紹介されていたアイス最中の店があったのでちょっと寒いけどこれを食べながらホテルに戻り、ホテルのレストランで食事しました。実はここのホテルの食事は有名らしくお客は並ぶほどで、量もあったし確かにおいしかったです。

そして部屋にもどって、どっと疲れて早めに寝ました。。。。。。。。

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<江田島>
翌日4月13日は6時に起きました。今日のミーティングは11時に集合なので時間があるのでちょっとお出かけです。天気は薄曇りですが予報では午後から雨なのでカッパだけ持って、昨日とは違って身軽な格好でバイクででかけました。

 

ホテルの前は川原で桜が見事に咲いていて、昨晩は花見の宴があちこちで開かれていました。浜松では1週間以上前に満開が終わってるのに、それほど温度差がないと思えるのですがこのあたりは今が見ごろのようです。高速でも桜のはなびらの舞う中を走るところがあり、とても気分よかったです。

さてまずは昨日、途中で引き返した江田島にいくことにしました。音戸大橋の手前で対向車のR1がパッシングするので取締りを警戒したのですが、音戸大橋を渡って倉橋島に行っても特に何もなかったです。倉橋島のコンビニで軽く朝食をとって、早瀬大橋で江田島に渡り、まずは江田島の海上自衛隊第1術科学校を目指します。ちゃんとした地図を持っていなかったので標識を頼りに適当に行っているうちに第1術科学校に到着しました。

第1術科学校は中にレンガつくりの旧海軍施設とか戦艦陸奥の砲塔とかがあり、指定時間に一般公開があるのですが時間が早くて今回は無理です。表をウロウロしていたらそこにいたタクシーの運ちゃんがいろいろ教えてくれて、守衛所からパンフをもらってくれたり、ここを一望できる場所を教えてくれました。

 

そこでさっそくその場所に向かいます。道は地元でないとわからないような農道で、急坂を登ると江田島湾と施設が見えるすばらしいポイントでした。ちょっと休んでからまた第1術科学校の前を通って小用港に向かいます。ここからは呉までのフェリーが出ていて20分で着くそうですが、まだ時間は8時すぎ、次の予定の護衛艦の一般公開の受付時間が9時40分なので陸路で戻ります。江田島の東海岸を南下していくと頑丈な柵が現れました。

ここはアメリカ軍の秋月弾薬庫です。ここで写真を撮っていたら反対側の民家の犬が吠え立てて、恥ずかしかったです。

 

その先ですばらしい桜があり、ちょっと止まって写真撮影しました。これまでカタナと桜の写真はいくつかありますが、これが一番見事かもしれません。そして江田島の北東部をまわって、また来た道に戻り、早瀬大橋を渡って倉橋島に戻りました。
 

<倉橋島>
さて倉橋島に戻ったのですが、まだ時間があるので今度は倉橋島で最短で音戸大橋を目指すのではなく、島をぐるっとまわってみることにしました。実はこれが後から大失敗になるのですが・・・

今回のツーリングでは、特定の場所しか行かない予定だったので、このあたりの詳細な地図は持たず必要なところだけをダウンロードしてプリントしてきたのですが、倉橋島を回ることは想定外でした。ただ島なので必ず周回する道があるだろう、そしてさほど大きな島でないだろうという安直な行動でした。さて標識を見ても地名もわからないし、とりあえず右に海をずっと見ていれば問題ないと思って走り続けます。

途中の山超えで景色の撮影をしたりで、このあたりは余裕でした。途中の県道名を見ると音戸倉橋線とあるので、そのうち音戸大橋に着くだろうと走ります。田舎の漁港や観光施設、集落、そしてそれをつなぐ海岸沿いの山道を気持ちよく30分くらい走った頃に、大きな橋が見えてきました。やっと音戸大橋かと思ったのですが橋の色が白です。あれ?音戸大橋は赤かったぞ。。そのうえ橋の周りがあまり栄えていません。そしてなんと右にあるはずの海が左に現れたのです。しかたなしにその白い橋のほうに行って付近にいた人に聞いたら、これは鹿島大橋という全く別の橋で、音戸大橋は来た道を戻って40分くらいかかるとのことでした。

この時点で9時10分、呉基地の護衛艦一般見学の受付は9時40分から55分まで、あわてて引き返します。ここからは飛ばしました。正直、かなり飛ばして車を何台も抜きました。なんてバカなんだろう、せっかく楽しみにしていた護衛艦の公開なのに・・と思いつつ、とりあえず55分に間に合わせないとと気があせります。

やっと音戸大橋の手前に着くと警察署の先で対向車線でネズミ捕りをやってました。あー、朝のR1のパッシングはこれか〜、と納得すると同時に捕まらなくてよかった〜とも思います。
 

<護衛艦一般公開>
結局、呉の基地に着いたら38分、余裕で間に合い(結果論)まだ入場はできず表に一般公開を待っている人がウロウロしている状態でした。やがてみんなゾロゾロと基地内に入っていきます。バイクはもう一人の原付がエンジンを切って押していたので、僕も同じようにしたのですが、けっこう距離があって大変でした。埠頭の手前に駐輪して受付で名前と住所とバイクのナンバーを記入してパンフをもらって、しばらく待ちます。やがて簡単な説明のあと、埠頭に入っていきます。

 

今日の見学する護衛艦はネットではDD105「いなづま」のはずでしたが、DD113「さざなみ」だそうです。「さざなみ」は埠頭の一番先に停泊しているので途中に停泊している他の護衛艦を眺めることができました。 さていよいよ乗艦ですがその際に10人づつくらいにグループを分けて、そのグループ単位に乗組員の方が説明につきます。

 

説明はまず舷側から始まって艦首の火器の説明、そしてブリッジに登って設備についてわかりやすく説明してくれます。

 

ブリッジに上がったところでもう10時40分、本題のカタナ会のミーティングの集合が11時に大和ミュージアムなので、45分には出ないといけません。説明の途中でしたが事情を説明して、別の方に案内されて艦を出ますがすごく悲しかったです。この後は操舵室や後部のヘリコプター甲板にも行くそうです。あー、残念。。

慌しく準備して、カタナで基地を出ます。大和ミュージアムまでは昨日に測ったら、ここから5分とかかりません。後10分あるので余裕だと思っていたら、こういうときに限って信号に捕まりまくるもんです。
 

<カタナ会ミーティング 大和ミュージアム>
ギリギリで大和ミュージアムに着くと、カタナ会のみんなが笑顔で迎えてくれます。あれ?今日は関東からは誰も来ないはずなのに・・会長夫妻がいる、副会長もいる、そのほか関東のメンバーが・・・駐輪場に行くと川崎ナンバーの見覚のあるカタナがいるし。。実は今回は僕が一番遠くからの参加だと思っていたので、ちょっとがっくりですぅ〜。。。

さて集合場所でここで待ち合わせのoysterさんを探すけど見当たりません。そこで電話するとなんと呉駅の北側にいるとのことで、大和ミュージアムは南側なのでこちらに来てもらうようにお願いして、3年半ぶりに再会できました。

まずは食事ということで、予約してあった店にみんなでゾロZロ歩いていきます。革ジャンやバトルスーツやら見るからに怪しい一団は駅ビルや駅前デパートを抜けて、結局駅の北側にあるお好み焼き屋さんに移動しました。広島といえばお好み焼き!ヤキソバの入ったお好み焼きを食べて、みんなで談笑しました。今日は中国地方を中心に(あたりまえ)、四国、九州、関東から集まっていて、会長や副会長、スズキといえば超有名な水谷選手までいるので、まるで全国ミーティングみたいです。

食事が終わったら店の前で記念撮影して、また大和ミュージアムに戻って今度はバイクを並べて記念撮影です。このあたりからついに雨が降り出してきました。

そして大和ミュージアム内の会議室に移動して、ここでミーティング開始です。まずはみんなの自己紹介、そして中国支部提供と水谷選手提供の景品の争奪ジャンケン大会で、僕はTシャツをゲットしました。それから持ってきたお土産のお菓子を配って、ちょっと外をながめたりしました。

雨が降ってますが、たいしたことはなさそうです。バイクの駐輪場も歩道橋の下なので安心です。 そのあと、やっと大和ミュージアムの見学です。大和ミュージアムでは説明をしてくれるボランティアの方がいて私たちは団体なのでその人のあとについていきます。

まずあるのが戦艦大和の1/10の模型で、これは映画撮影用に作成したものだそうです。続いて呉の歴史、造船技術とかのコーナー、戦史とかの説明があり、最後が旧帝国海軍の兵器の展示です。魚雷や特殊潜行艇のとなりにゼロ戦があります。

 

このゼロ戦は62型という終戦間直の大戦末期の型です。エンジンは栄の星型過給器つきで、この時代の技術力に驚かされます。

本当はもう少し時間が必要だったらしいのですが、次の予定もあるので早足の説明でしたが、ボランティアの方の日本の技術に対する誇りを感じられ、とても楽しかったです。 ここで先ほどの会議室にいったん戻ります。この時点で今日戻らないといけない遠隔地からの人はここで解散します。oysterさんも仕事があるとのことで、ここでお別れです。今度はいつ、どこで会えるかな?忙しい中をありがとうございました。


<てつのくじら館>
次は歩いて道をはさんだ先にある海上自衛隊の広報施設である、てつのくじら館に移動です。ここからはFさんが説明してくださります。本物の潜水艦の下をくぐって入館します。正式名称は海上自衛隊呉史料館だそうです。

 

潜水艦の腹なんて見れませんからね。てつのくじら館は2つのテーマに分かれていて、2階は掃海業務、3階は潜水艦の説明と本物の潜水艦(あきしお)の見学です。

 

まずは掃海艇のコーナーで機雷の説明から掃海方法、実際にペルシャ湾で掃海したときの器具の説明とかがあります。

次が潜水艦のコーナーで日本の潜水艦の歴史と中の生活の様子が展示されています。

そしていよいよ潜水艦の内部です。潜水艦は区画ごとに分かれて隔壁でハッチも狭いのですが、これは展示用に隔壁を取り除いてあるそうです。一番人気の操舵室や潜望鏡のあたりは撮影禁止でした。潜望鏡を覗くと呉の港や船舶が見えました。 最後にお土産屋があって、大和ミュージアムと違って商業的でなくかつ本物志向なので僕はこちらでいろいろと買い物をしました。

カタナ会のミーティングはこれで終了です。閉館時間までまだ少しあったのと、ホテルがすぐそばで今夜は泊まるので、僕はもう一回てつのくじら館を見てまわることにして、みんなと別れました。もう一回見て蛍の光が流れてきたので外に出て、大和ミュージアムに戻るとFさんがみんなを見送って帰るところでした。今回のお礼を言って別れましたが、明日からまた海上勤務だそうです。Fさん、本当にすばらしい企画をありがとうございました。
そこからバイクで5分もかからないホテルまで傘もいらないくらいの雨の中をちょっと走って今日は走りは終了です。


<最後の夜>
さて今日は昨日よりちょっと時間が早いし、ホテルのレストランは日曜で休業だし、雨はほとんど降ってない状況なので、今日こそは呉冷麺を食べます!!まずは駅前のほうに行って、駅周辺で探すか繁華街に行くか悩みました。ちょうどそこに女子高生が通りかかったので聞いてみると駅前の道をずっと駅の反対方向にいくとあるとのこと。そこでさっそくそちらのほうへ歩きはじめます。かなり行った先にお店はあったのですが、とっくに閉店したあとでした。がっくりしてまた繁華街のほうに行くと、これまたネットで紹介されていた「びっくり饅頭」のお店があったのでこれを買って、店の人に冷麺について聞くと、すぐ裏にあるとのこと。すぐに行ってみると今度は閉店直後のようでした。。あと10分早ければ・・・。。ということで今回は呉の冷麺は食べられず、違うお店で普通にトンカツを食べました。

そしてホテルに帰ると荷造りをして、今日もすぐに爆睡・・NHKの大河ドラマを見忘れてしまいました。

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<帰路>
行った分だけ帰らないといけません。往路は期待もあるし体力もあるし気持も充実していますが、帰路にはそれが何も無く、あるのは後悔と疲労感だけです。

今日は4月の14日、月曜日で平日なので呉市内を早めに出たいと考え、今日も早起きです。恐る恐る窓を開けると晴れていて道路も乾燥しています。これはラッキーです。昨晩に買ってあったパンをホテルで食べて、7時前に出発です。
全く来た道と同じで国道185号から国道375号で西条ICを目指します。道は呉市内は空いていたのですが、遅くなるにつれて通勤で混んできました。とは言っても渋滞することはなく普通に流れます。しかしいくら行っても高速のICの案内の標識がありません。
まぁ来た道なので不安はないのですが、本当にICのそばまで来ないと例の緑の高速の標識が無いので、ちょっと不思議でした。西条ICに乗る前に給油して、いざ!高速道路です。

帰りも往路と同じく休憩ポイントと給油ポイントを決めていたのですが、帰りは100q単位でなく約90q単位にしました。また最初の区間は往路では一番疲れたので注意して走行したのですが、帰路は慣れたのかさほど疲れずに倉敷の手前の道口PAに到着してしまいました。

道口PAは岡山県に入ったところにあって、ここで嫁さんへのお土産として広島の定番「もみじ饅頭」と岡山の定番「きびだんご」を買いました。そういえばPAには桃太郎のものと思われるオブジェがありました。

天気は快晴で、道も来た時よりは混んでいますが快調に飛ばせて気持ちよ〜く走れます。次の休憩+給油ポイントである龍野西SAまでも快調です。天気もいいし、風もなく本当に走りやすかったです。龍野西SAで給油して、さあ次は往路で一番嫌だった神戸〜大阪〜京都の中国自動車道と名神高速に接続です。山陽自動車道の終わりあたりから空は曇りだし、車も増えて飛ばす車も多くなってきて、殺伐とした雰囲気になります。しかし思いの他、混雑はなく順調に流れて、あっさりと西宮名塩SAに到着です。


<気圧の谷をやりすごす>
雲が多くなってきたのと路肩に少しですが水溜りが残っていたので、携帯でネット接続して天気予報を調べると、どうも関西は午後から晴れてくるとのことです。たぶん西から東へ移動している昨日の雨を降らせた気圧の谷の角に追いついてしまったようです。げんに静岡は雨がふっているとのことでした。そこでここからペースダウンすることにしました。ペースダウンと言っても走っているときの速度をいきなり下げるのは、せっかく走りのリズムができているので危険です。そこで休憩を長くとることにしました。まずはお土産を見てまわります。ここは観光バスがたくさん止まるせいか、売店はオバちゃん軍団で混雑していて本当は嫌なのですがしかたないです。そのあと、あまりお腹が空かないのでタコヤキを買ってバイクのそばで食べました。メールしたり、ネット検索したりで携帯で遊んで、またお土産を買ってゆったりと出かけます。

あっさりと中国道を抜けて名神に入ります。次の休憩+給油ポイントは新名神との分岐にある草津PAですが、瀬田東ICあたりから路面が濡れている箇所が出てきました。そこで草津PAではさらにダラダラして、柿の葉寿司とかを食べながら雲を眺めて、天気の回復を待ちました。しばらくすると雲が薄くなって明るくなってきたので給油して出発です。

新名神は山の高いところを走るので雲が増えてちょっと早かったかなと思いましたが、亀山に降りると快晴になって東名阪はもう暑いくらいでした。伊勢湾岸に入って次の休憩は湾岸長島IPAの予定でしたが、もうちょっと先の刈谷PAのほうが大きいので、そこで最後の休憩をして、その先は東名で一気に浜松西ICに到着です。

浜松に着いたのは15時過ぎでまだ明るく、平日の昼間なのでちょっともったいないなと思いました。そこで自衛隊つながり?ということで、浜松西ICに近い航空自衛隊の浜松広報館に行って見ました。すると月曜は休館・・・しかたないので近くのバイク用品屋によってから自宅に帰りました。

<まとめ>
今回の総走行距離は1355q、燃費はちゃんと測っていませんが下道よりちょっと悪くて大体20km/Lくらいでした。費用は高速の片道が528.8kmで\9,250、ガス代が約\10,000、宿泊費が1泊\5250、雑費や食費を除くと4万円くらいです。

しかしいろいろと見たもの、高速道路での経験は プライスレス・・・でした。


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