カタナで行く初夏日帰りツーリング2009
「意外に群馬は近かった」の巻

毎年恒例?の初夏日帰りツーリングに今年も行ってきました。今年は正確には初夏になるまえの5月でしたが、これはGWに休日出勤があり、代休を5月中に取得しないといけなかったからです。実は代休はもっと前に取るつもりだったのですが、なかなか丸1日空いてるときがなく、それでも暇な日は天候が悪かったりで、ぐずぐずと月末に近づいてしまいました。そこでこの代休をツーリングにあてることに決め、天気予報を毎日チェックしながら予定の無い日を2日間連続で作るようにして、直近で天候でどちらかに決めることにしたのです。しかしカタナには3月末のツーリング以来乗ってないどころか、整備もしてませんし、エンジンもかけてません。また先週には想定外の抜歯があり体調も万全ではないし、今週は木曜日に健康診断があるという状況で、果たして無事にいけるのか不安でした。そして天気予報と仕事の都合で、決行日は5月26日と前日に決まったのでした。
コースは一昨年の新潟に行ったときに、目の前の群馬県をパスしたのが気がかりだったので、群馬に行って浅間山をまわってくることに決めていました。あと往路はなるべく直線的に寄り道もしないで行き、復路はできれば違う道、そのほかの寄るところなどは時間や体力などでそのときに決めることにします。あと今回の大きなテーマは「1.例年より走行距離を減らす」「2.家で晩御飯を食べる」ということです。これは年々距離が伸びて、それに伴って帰宅が深夜になるので、このままではイカンと自発的に考えたからです。

朝の4時45分に起きると天気は薄曇りというか、ほとんど晴れです。当たり前です。だって天気予報で入念にチェックしていましたから。いつもの愛犬の散歩は妻に前日に頼んであったので、バイクをガレージから出して、その後に朝食を食べて着替えます。いつもどおりバイクを団地の外まで押して、セルを押すとセルは元気に回るもののエンジンがかかりません。2,3秒ずつ何回かまわしてもボッとも言わず、いきなりツーリング中止かと思いました。キュルキュル・・・キュルキュル・・・ボッ・キュル・ボボ・・ボボボ・・・やっとかかりました!もう永遠のような時間でした。やっぱり2ヶ月もかけないとフロートのガソリンも揮発してかかりにくいんでしょうね。これまたいつもどおり近くの工場で暖気して、5時20分に出発しました。まずは152号線で長野との県境を目指します。乗り出してみると2ヶ月ぶりなのに意外に乗れていて、コーナーも気持ちよく乗れます。早朝の空いてる国道を気持ちよく標高を稼ぐと、県境になり今度は下り坂。。どうもブレーキがしっくり来なくて、こんどは体はガチガチになり、全然乗れてないです(笑)。ちょっと疲れて最初の休憩を遠山郷の道の駅でとりました。

小便だけして、まだちょっと空気の冷たい中を飯田に向かいます。するとちょっと休んだせいか、バイクが軽く感じます。そしてアクセルのつきも良く、とても楽しいです。特にここから先の三遠南信道の矢筈トンネルまでは道も良く高速コーナーが連続して大好きな区間だけに、本当に楽しかったです。トンネルの先の山道を下っていくと、そろそろ通勤時間なのか車が増えてきましたが、みんな道を譲ってくれます。さすが長野はバイクに理解が深いなぁと勝手に解釈してどんどん前に進んでいきました。
山を下ると天竜川に着きます。飯田の市街地は混むので、最近覚えた川の東側の県道を北上し、高森町から153号線に乗ります。このまま153号線で北上でもいいのですが、工事や通勤で混んでいたのですぐに今度は西側の国道と並走しているスーパー農道に入りました。思いのほかここも混んでいたのですが、飯島の道の駅で小便休憩だけして、このまま辰野まで行きます。

辰野で153号に戻って、すぐに県道で諏訪に向かいます。この道は空いてるし、そこそこのワインディングで、かなり楽しめました。新緑がまぶしく、気持も高揚します。この道を登って下ると、諏訪市内に入ります。ここからがわかりにくいのですが、とりあえず直進すれば20号線にぶつかるはずなので、まっすぐ走ります。このあたりで200qほど走行したので、できれば会員になっているGSを探します。国道に突き当たる前に左折して諏訪湖畔に出ると、ちょうどそこに探していたGSがあったので、ここで最初の給油です。
 この時点で家から3時間少々、かなりいいペースです。諏訪湖畔の南側を東に走って湖にそって北に向かい、そこから右に並走している20号線に入ります。そのまま走ると交差点で、左が20号線、右が142号線で上田方面なので右折します。
この142号も気持のいい道で、快調に和田峠に向かって登って行きます。やがて有料道路の料金表が出てきてチラッと見たら普通車600円とあります。そこでバイクを止めて地図を見ると有料のトンネルと無料の峠道があります。そりゃ当然、無料の峠道でしょう!と決めて進んでいくと路肩にワンボックスのパトカーが停車してます。これから取締りだったのでしょうか?その先の有料道路手前を左に入ると無料の峠道なのですが、ついてないことに直前にダンプカーが入ってしまい、譲ってくれるまでの間は楽しめませんでした。この道からはビーナスラインにもいけるので、誘惑でしたが今回は見送って先に進めます。峠で記念撮影しようかと思ったら車が止まっていて人がいたのでそのまま進みました。喉が渇いたので152号に入る前にコンビニの大きな駐車場で休憩です。

長和から152号へ左折して上田へ向かいます。そこから上田市街に入る前に18号を横断して県道で144号へ向かいます。実はここの交差点を最初は左折して18号線で上田市街から144号線に入るつもりでしたが、直前の標識で混乱して右折して小諸方面に向かってしまい、あわててUターンしました。このときに地図を確認すると、18号線を走らずにこの交差点を県道で北上すれば144号線に途中から合流できるので変更しました。あとから考えると一昨年に上田市街から144号線は大混雑していたので、結果的にはこちらにして正解でした。144号線は整備された道で沿道にはスキー場の案内やレンタルスキー屋さんがあったりで、ちょっとわくわくします。そして菅平との分岐を今年は直進して、群馬県をめざします。

  ほとんどの車はここで菅平のほうに行きます。直進はぼくだけのようで、ツーリング中の別のカタナも菅平方向に左折していきました。ここから鳥居峠までも気持ちのいい峠道で登坂車線の4輪車をパスしていくとあっという間に群馬県との県境の鳥居峠につきました。今回はここでこの写真を撮るのが目的のようなものです。

ここまでが家から300q弱、時間は12時頃ですので6時間程度でした。意外に群馬県は近いなというのがこのときの印象です。なんとなく群馬というと静岡からだと神奈川>東京>埼玉を経由する遠いところという意識なのですが、考えてみれば群馬県は静岡県とは長野県をはさんでいるだけ、つまり隣の隣の県ということになりますね。まぁ、このときはまだ元気なのでそう思っただけなんですが・・・。
このまま144号線を下っていくと、鹿沢スキー場とか昔、関東に住んでいたときに行ったスキー場とか懐かしい名前が出てきます。長野原で144,145、146号の3国道起点の交差点を右折して146号で南下します。すると道は美しい林の中を走り、木の間から右に浅間山がチラチラと見えてきます。残念ながらこのあたりから雲が出てきて薄曇の天候になりましたが、北軽井沢のリゾート施設の駐車場から記念撮影です。

ここから持参したメモリーナビ(Garmin nuvi205)をタンクバック上に設置したケースに入れて視認状況や操作のチェックを始めました。実はここまでもケースは装着していたのですが落下とかしないことを確認し、ここまでトラブルが無かったので実際にメモリーナビを入れてみたのです。また今回は時間がなくナビ用の電源の配線ができていないので内蔵バッテリーでの稼動です。実際にバイクでナビは初めてだったのですが、なんか感動しました。でも走りながらの操作はほとんど無理ですね。
さて146号線で南下していくといよいよ軽井沢です。そろそろ昼食にしたいのですが、なんかレストランとかも高級そうで入りにくいです。それと走ってる車が違い、外車ばかりでベンツは普通に多くて、ポルシェやフェラーリが走っていて、なんか自分がえらく場違いのような気がします。18号線に突き当たって、軽井沢市街に行こうと思っていたのですが、きっとつまらないと思い結局、帰路の小諸方面に右折してしまいました。
18号で小諸方面に向かい、小諸市街の手前で141号を南下します。ここからはあまり面白くない道が続きます。また気温も上がってきて背中が汗ばみます。おなかも空いたので、佐久で目に付いたソバ屋で昼食をとることにしました。実はこの前の週に歯を抜いていて、まだ歯茎が腫れているのでソバ屋はちょうどよかったのです。残念ながらソバはあまりおいしくなく、値段も高めでしたが、ちょっとゆっくりしてまた141号線を南下します。途中、八ヶ岳が美しかったので記念撮影しました。

その後は小海とか清里とかそこそこ有名な観光地があるのですが、あまり興味もないので素通りです。そういえば、20年くらい前は清里は有名な観光地で少女趣味の気持悪い御土産屋とか喫茶店が乱立していたのですが、今回は駅付近には行ってないのでわかりませんが、なんか寂れたような気がしました。
道の駅の南きよさとで休憩し、妻へのお土産を買おうとしたらろくなものがなく、そのまま出てしまいました。これはちょっと失敗だったかもしれません(笑)。141号線は工事中ばかりでようやく韮崎まで下り、渋滞しだしたところでちょうど自分が会員の GSがったのでここで給油しました。この先、20号に出てこれをちょっと走って52号へ右折して静岡を目指します。このあたりから道がつまらないし、常に前に車がいる状況が続いたせいか、すごく疲労を感じはじめました。とくにクラッチを握る左手の上腕が張って、力がはいらなくなってきます。52号を南アルプス、身延と南下していきます。もうクラッチが辛いので5速でなく4速、気がつくと3速でシフトチェンジなしでアクセルだけで走っている状況です。さすがにこれはまずいと思い、路肩が広くなっているところで、ジャケットも脱いで長めの休憩をとりました。

  52号でだらだらと静岡へ向かって行きます。もうケツも痛いし、首も痛いし、腕はパンパンで辛いだけです。50kmほどそんなダラダラと走るとやっと静岡県に入りました。そしてこの芝川町でほとんどの車が交差点で左折していき、急に道路が空きました。すると道路はワィンディングになり、僕も元気復活!です。気持ちよく走ってるとやがて車が増えて市街地になり、清水の興津のほうに出ます。ここで18時前、ちょうど帰宅のラッシュに巻き込まれたようです。ここからは清水で1号線に出て、静清バイパス、藤枝バイパス、掛川バイパス、掛川の道の駅で最後の休憩をして、袋井バイパス、磐田バイパスで帰宅しました。

家の手前10kmで給油して、自宅に帰ったのは20時ちょっと前でした。という訳で自宅で夕食をたべることができ、目標は達成しました。しかし例年より走行距離、時間とも短いのに今回はかなり疲労を感じます。やはり帰路が市街地ばかりだったからでしょうか?
あと燃費ですが、最後の区間の燃費が悪いのは市街地走行なのと、疲れてシフトアップをさぼっていたからだと思います。
ということで、今年も恒例ツーリングを無事に終えることができました。

給油区間データ
  自宅→諏訪    201km      9.45L    21.26km/L
  諏訪→韮崎    229km      9.60L    23.85km/L
  韮崎→浜松    183km      8.72L    20.98km/L
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燃費総合      613km     27.77L    22.07km/L
  浜松→自宅     10km
総走行距離       623km

 

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