DR250Rで行く近場のオフロードツーリング2006夏
「暑さでバテバテツー」の巻

我が家は同じ区画の土地に似たような家が並ぶ団地の中にあります。同じ通りの向かい側4軒隣のY本さんはTTR250に乗るオフロードライダーで、よく彼と近場の林道に行きます。その彼と近所で会ったときに久しぶりに行こうか〜?ということになり、7月15日にY本さんの会社の同僚でDRZ400に乗る人も一緒に、3人で林道にいくことになりました。

前日の14日金曜日は天気がよく気温が上昇し、近所の佐久間というところで38度を超えて全国ニュースにもなりました。14日は仕事の残業や家でもいろいろあって寝るのが遅くなった上に、寝苦しくて睡眠がたっぷりという状況でなはありませんでした。そして明けて15日当日は朝からピーカンで起きたときから暑さでクラクラしている状況で、モトパンを履くにも汗ではりついて苦労するし、ウエストベルトで締めた腹は圧迫されて息もしにくいし、林道も久しぶりだし今日は無理をしちゃいかんなぁ〜と思いつつ、悪路用の愛機のDR250R(別名:お買い物スペシャル)を引っ張り出してY本さんと集合場所の森町へでかけました。

時間は10時前なのに気温は暑く湿度もムンムンで、例えるなら太って汗ばんだ中年オヤジに抱きかかえられているようです(そんな経験ありませんよ!!)。シールドを開けても入る空気が重くて気分も悪くなってきます。

集合地点に着くとちょうどDRZ400も来たところでした。このDRZ400がピカピカで、良く見るとテールはフェンダーレスですっきりしてるし、RMXカウルで僕のDR250Rと同じ顔だし、マフラーも交換されていますが静かでかなり自分好みの仕様でした。ライダーはM浦さん、今日はこの3人で、昨年Y本さんとも行った掛川〜金谷の林道に行くことにしました。

まずは「ならここの里」という施設を目指しますが、森町からの経路がわからないのでY本さんの先導ででかけます。田園風景の中をそこそこのペースで飛ばし、「ならここの里」を過ぎてしばらく北上するとやがて昨年も検討した見覚えのある地図の看板が見えてきました。
 


                              今日の行程

先ずはこの大きな林道ループを右回りでまわることにして、ここからは私が先頭に行きます。林道とありますが舗装でコケだらけで滑りやすく、自分もコーナー立ち上がりでアクセルを開けたとたんに滑って恐かったので、ゆっくり進みます。こんな誰も通らないようなところは舗装したほうが危険だと思います。税金を使って公共工事をし続けないといけないマネーフローのための構造はやめてほしいもんです(って自分勝手かもしれませんね?)。細い道を恐々上ると山頂でやっと2本の未舗装の林道の分岐点になります。

昨年はゲートが閉まっていて通れなかった、更に北上する林道が今日はゲートが開いているので、先ずはそこを走ることにしました。この林道は道もフラットでコーナーもタイトではないのですが、下りだしひさしぶりで恐かったです。しかしだんだんとペースが上がっていくのが自分でもわかり、けっこう息を切らせて走りました。やがてジャリが深くなって腰を引いて後輪のトラクションを気に掛けて下っていくと、道は舗装道路になりました。日陰をさがして一休みです。汗が止まらず、ちょっと脱水気味です。しかし山の空気は下界より涼しく、道路に座るとひんやりと気持ちよかったです。ただ汗の跡が道路に付くのには驚きましたけど。


              M浦さんとY本さん


3人で雑談をしたりでけっこう休んでから、この舗装路の先はどこにいくかわからないので、また今来たダートを戻ることにしました。ちょっと体も慣れたし、上りということもあってけっこういいペースで上ります。なんか往路の半分くらいの感覚で林道の分岐点に戻りました。

後続を待ってから掟やぶりのゲートの脇を抜けます。沢山のオフロードバイクがここを抜けたのでしょう。まるでそこは通路のようになっていました。昨年はもっと通りにくかったような覚えが?? 今度の林道はゲート閉鎖されているせいか、適度に荒れていて走りがいのある道でした。これまた下りなので慎重にコーナーに入っていきます。ときどきテールがスライドしますがコーナーの轍や路肩のノリ面に当てるか、アクセルでコントロールします。レベルはスッゴク低いのですが、オフロード走行はこの自分でコントロールしている感覚が楽しく走りがいがあります。やがて道が平地っぽくなって鎖の張ったゲートが現れてきました。このゲートは脇を通れそうにありませんが、鎖の張りが緩いので持ち上げればくぐれそうです。暑いのでヘルメットを脱いで後続を待ちますが、なかなか来ません。あちゃ〜誰かコケたのかな?戻ろうかな〜?と思っていたらDRZ400のM浦さんだけがやってきて、Y本さんはコンタクトレンズがはずれて止まったが、そのうち来るとのことでした。そこでまずは二人で一人が鎖を持ち上げ、もう一人がバイクをくぐらすことをしてゲートの外にバイクを出しました。ほどなくY本さんも到着し、ノンストップで鎖の下をくぐったのには驚きましたけど。。


            おいらのDRZ400(うそ)

ここは馬王平という場所で林道の交差点になっています。昨年はハイキングの人にも会いましたが、今日のように暑いとさすがに歩きの人はいないようです。とにかく止まると暑く、汗が噴き出ます。ここで自分は持参した500ccのペットボトルが空になりました。Y本さんが集合地点のコンビニで買った氷晶とかという冷凍飲料?がシャーベット状だそうで気持ちよさそうで、次はあれを買おうと心の中で決めました。とりあえず汗が引くまでまた木陰で雑談です。お互いのバイク歴やバイクの評価や改造などなど、同じ趣味なので話がつきません。なんか走りにきたというか、ダベリに来たようです(笑)。

時間もお昼なので食事にすることにして、ここから金谷の方面に下ることにしました。この道が今日のながで一番荒れていて、倒木は落ちてるし、道路に溝が走っているし、浮いた石がごろごろしてるし、木が倒れかかって道を塞いでるしで、かなり楽しめました。溝にはまらないルートを瞬時に判断し、感覚だけで走っていきます。しかもだいぶ走りなれてきたので、低いギヤでアクセルは開け気味で走ります。下りなので後ろのブレーキをひきづったままバンクするとケツがスライドしてそのままアクセルをあけるとパワースライドになります。いい気になっているとスコーンと流れて、完全に横を向いてしまいました。カウンターのままヤベっとアクセルを少し戻すと、今度は逆側にオツリを喰らいます。やばかった〜。ふんばった股関節が痛いけど、でも楽しい!

やがて山を下って道が川沿いになると、日陰で濡れた泥地や水溜りが増えてきました。今度はブレーキに注意して少しでもグリップのいいところを探しながら走ります。やがて水溜りも減って、適度に湿った固くてグリップのいい道になって、また林道の交差点がでてきたので、ここでストップです。


                 林道交差点

脇道の林道も気にはなりますが、とりあえず食事が目的なので川沿いに更に下ることにしました。道は未舗装とはいえ、フラットでコケだらけの舗装路よりいいペースで走れます。やがて道路は舗装になってY字路で太い県道に出ました。

この県道を東進します。道路は見通しもよくかなりのペースでぐいぐい走ります。オフ車はポジションも楽だしオンロードもかなりいけます。あとはシートがもうすこしコシがあればこれ一台でなんでもできちゃいそうです。やがて国道に出て南下すれば金谷の街中です。仕事でこのあたりの詳しいY本さんに先導してもらって、かんじのいい和食屋さんに入ると、とにかくクーラーと冷茶が気持ちいい!!ここでランチ(桜エビかきあげの定食)を食べ、またグダグタと雑談。。。普段はこうじゃないのですが、今日は暑すぎます。食事が終ったら、コンビニに寄って密かに買うことを決めていた冷凍飲料をゲットして、また同じ林道に戻ります。

さっき下った道を今度はまた上っていきます。さっき止まった林道交差点で後続の確認をした後は、ノンストップです。上のほうの荒れたところでは下りと違って前過重でフロントタイヤだけが進行方向に向いたまま、あとは車体も後輪もあっちこっちしながら力技で上っていきます。跳ね上げた石がアンダーガードをゴンゴンたたき、沿道の草や木の葉がハンドガードやミラーに突き刺さります。ほどなくまた先ほどの休憩地点の馬王平に到着です。


              木陰でひとやすみ

ここでまたヘルメットを脱いで休憩です。やっぱり歳ですかね?林道1本でけっこう疲れを感じます。ここで楽しみにしていた冷凍飲料をあけると・・・まだ凍っていてほとんど飲めない(TOT)。ペットボトルをガンガン木に打ちうけて氷を壊しても、なかなか液体にならないし、挙句の果てには氷のカケラがラムネのビー玉のように飲み口をふさいでしまうし。。。結局手で揉んで少しずつ飲みました。休憩はま〜た雑談タイムでだらだらします。
この後は昨年になぜか方角の違う小国神社に出てしまったもう一本の林道の下り道を下ることにしました。この林道は荒れていない走りやすい道です。途中で何もないところで釣り竿をもった人に出会って、びっくりしました。アマゴとか釣れるのでしょうか?やがてすぐに林道は終わり舗装道路につきあたりました。先ほどの釣り人のでしょうか、車が一台あって、その奥に林道がさらに2本あります。一本は地図によればすぐに終りそうだし、もう1本は金谷方面とのことで、戻ってしまいます。


             
今度こそ枝道を制覇したい・・と前回も思った。。

昨年の小国神社に出た道を確かめたい気持ちもあって、方面的には一番そちらに向いている舗装道路を下る右に曲がる方向にしました。この道がま〜たコケの多い舗装道路で、ゆっくりと下っていきます。ずっと舗装のまま、結局最初の大きなループの始まりに着いてしまいました。。
これで終わりじゃ物足りないしといことで、またここの地図を見ると大尾山というところに上る林道があるではないですか。これなら家に帰る方面からはそれないし、ここを探すことにしました。道路の右側の山を眺めながら走っていくと、やがて斜面がとぎれてなだらかにになる場所が現れ、上のほうにチラっとガードレールが見えました。地図的にもこのあたりだと思って、とりあえず上っていく道があったので、そこを上がって行きます。

途中で会った方に道を尋ねると、尾根まで上がって左折すれば大尾山だとのことです。道は農道のように細くなりましたが、舗装はされています。やがて尾根に出ると右にダートがありました。ちょっと入ってみると造成中のようでかなり荒れていて行き止まりっぽいかんじだったので、みんなに引き返すサインをだして狭い切通しの林道でUターンします。 皆がUターンしたことを確認し、左の舗装路を山の方面に向かいます。すると100mもしないうちに分岐点が現れたので止まると、後ろがだれもいません。え?ちょっと待ってもこないので戻ると、先ほどの分岐点に皆がいました。

なんとY本さんがタチゴケしそうで、ブレーキレバーがグンニャリなってます。本人は怪我もないようですが、Y本さんってダートでは転ばずに、舗装路のコケにのったり、斜面でのUターンとか、大事にいたらないところでやるんですよね〜(笑)。
 


                 レバーがだらり〜ん

久しぶりに僕の工具を出してメガネレンチ付きのタイヤレバーを使ってレバーを戻しました。う〜ん、やっと持ち運んでいる工具が役に立ちました。そうこうしてると今度はM浦さんが何か言っています。見てみると彼のオフロードブーツがぁぁ。。。
 


                  ソールがパックリ

このブーツ、来るときにはプラスチックのガード類が既にバリバリでだめになっていたのですが、遂に底まではがれるとは。。。しかしこれではまともに操作できないし危険です。さすがにブーツの修理道具はないし。。。そこでそ紐とかを捜したのですがあるわけもなく、僕がそのへんのツル草を渡して、それでしばってなんとかリペア?しました。いやぁ、ワイルドですね〜(笑)
 


              ワンポイントの葉っぱがオシャレ?

これだけケチもついたので、今日はここまでとしました。来た道を下って県道に戻って、おなじく朝に来た道を戻ります。森町でM浦さんと別れて、Y本さんとガソリンスタンドによって家に帰りました。

今日は全走行距離は120kmくらいでしょうか?しかし距離の割には疲れました。とにかく暑い、これにつきました。
でもひさしぶりのオフロードは楽しかったです。僕は田舎者なので近所にダートはゴロゴロあります。また涼しくなったら行きたいと思います。


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