GSX1100S

オリジナルで作成したものもありますが、基本的にはボルトオンのパーツ追加・変更です。またホイールやエンジンはノーマルですので、たいしたことはやっていません。ま、ちまちまとやってます。
しかしその根底にあるのがケチ根性なので、時間をかけて少しづつ貧乏くさいマシンになってきているような。。。。。


外装
基本的にノーマルです。カッティングシートでラインを入れ、タンクのメーカーロゴの色を変えています。今はタンク用ステッカーがネットに出てますが、これは自分で切り抜いたものです。 あとタンクのサイドカバーがかぶるところを黒のカッティングを貼り、サイドカウル下にアクリル板を足し、フェンダーからタンクまでのラインを一直線にしてシャープにしてみました。
 



シートのシートバンドは車検時以外ははずして、スナップには青いアルマイト台座をつけてます。リアフェンダーはカットして、ナンバー裏からプラスチックでステーを作成して、カタナ会ステッカーのプレートを作ってあります。
 

エンジンまわり
中身はドノーマルです。マフラーはUSヨシムラで、黒塗装スチールの機械曲げ+アルミサイレンサーの古いものです。ちょっとうるさいしJMCA認定ではないですし、どう見ても直管ですが車検は通ります(いや、通しちゃいます)。サイレンサー出口の刻印がいいでしょう?あとこれはスーパーストリートという型でセンタースタンドがつけられます。ですので整備のときにちょっとセンスタつけることができて便利です。


エアクリーナーはK&Nのインナータイプで、プラグはNGKのイリジウムで熱価はノーマルです。マフラーの抜けがいいので高回転でエンブレをかけるとアフターファイヤーがでますが、プラグの焼けはまずまずなので特にキャブセッティングは変更していません。
オイルクーラーはヨシムラです。コア保護用のネットはホームセンターの台所用ネット棚を加工しています。チューンドエンジン用で13段コアなので冬は冷えすぎるので、寒い季節はアルミのカバーをつけています。サーモスタットはつけていません。オイルラインはシリンダー横がポピュラーですが、僕はわざわざシリンダーヘッドをまわしています。あと細かいことですが、フィッティングのアルマイトの赤色は銀色に塗装してます。


クラッチレリーズアームは最初はGSXR用のちょっと長いものにしていたのですが、今はYRPのロングタイプにしています。遊びはなくなりますがクラッチが軽くなってツーリングは楽になりました。またカムカバーはヨシムラのマグネシウムで、これはスズキのオーナーズミーティングで安かったのを値切って買いました。ネジはアルマイト台座付きにしてみました。


オイルはカストロのシントロンを走行距離に関係なく半年で交換しています。ちょっとヘッドににじみが出ますが、不具合はないので使い続けています。

電装まわり
バッテリーはMFタイプにしています。MFは自己放電が少なくバッテリーが長持ちし、今のバッテリーは月に一度くらいしか乗らないのに4年以上ノーメンテです。容量はノーマルと同じ14Ahで、そのままでは入りません。ちなみに12Ahなら横にすれば入りますが、レギュレータの負荷を考えてあえて14Ahです。そのためバッテリーケースを加工してぎりぎりで縦にして入るようにしました。また不測の事態に備えてバッテリー端子からコードを伸ばしてサイドカバーに収めて、充電や直結のときにエアクリーナーをはずさないでいいようにしてあります。
アーシングははやりでやってみました。バッテリーマイナスからセルモーター、電装板(左サイドカバー付近)、イグニッションコイル、シリンダーヘッド、ヘッドライト付近に引いてあります。コードやターミナルは出張帰りに秋葉原によって調達したので、市販品より安いです。効果は・・・気がするくらいかな。とりあえずボディへのマイナスアース線のトラブルの予防にはなるでしょうし、見栄えがするのでアリですね。
ヘッドライトはリレーをかませて太いコードで配線しなおしてあります。ニュートラルランプ連動で消灯できるようにもしたのですが、今はその切替スイッチだったサイドカバーのスイッチをLEDポジションランプ用にしたので使っていません。



フロントブレーキ
ブレーキはカタナを手に入れてから危険を感じて、すぐに改造に着手しました。当時はいまほどパーツもなく、ネットもないので情報や部品入手に苦労しました。今はヤ○オクや色んな人の事例も見れるし通販もあって便利ですね。
まずローターは定番の320φブロスローター、キャリパーはZZR400のトキコ4ポッドです。これにオリジナルで製作してもらったロータースペーサーとキャリパーサポートで組んであります。しかしこれでもあまり効きません。ステンメッシュホースにしても、ANDFキャンセルしても、マスターをNSRの14mmにしても、5/8インチにしてもいまいち。ブレーキパッドをzcooにしたら、すこし効くようになりました。ローター以外は全て中古部品のせいかな〜

フロントサスペンション
スプリングはハイパープロです。イニシャルはノーマル位置、突き出しは取り付けマニュアルは20mmでしたが、今は12mmくらいです。オイルは附属してきたものを油面調整。いろいろと試して今はこのようになっています。ダストシールの上にはペットボトルを加工したインナーガードをタイラップで留めています。貧乏くさっ。。

リアサスペンション
これまた定番のオーリンズPBですが、型は古いものです。中古で買ったものを輸入元のラボカロッツェリアでオーバーホールしました。このオーバーホールや送料でノーマルよりほんのちょっと安いくらいになったので、あんまりお得ではありません。あとYRPのレイダウンキットを組んであります。


カウルまわり
ウィンカーは解体屋で買ったヤマハSRXのものでポジション付きです。


あと出張先で買った青いLEDランプとカウル上にFDケースを加工した自作白色LEDランプをつけています。ヘッドランプはノーマルですが、バルブに抱かせる形でポジションランプをつけてます。LEDを点灯すると↓こんなかんじです。

スクリーンは透明のものでフチゴムはなしです。スクリーンビスはこれまた出張先で買ったアルマイト台座付きのものに交換しています。

右ウィンカー裏には安価な4輪用のレーダー探知機をつけ、警告ランプをメーター上に設置しています。そんなわけで車体からカウルをはずすのに沢山のコードがあり、たまに断線や接触不良があったので手持ちのコネクタで左右にまとめ、一括で接続できるようにしてあります。


ハンドルまわり
ハンドルはハリケーンのものでしぼり角/垂れ角/上下を調整できるものです。これによりポジションはかなり楽になっています。振動対策にグリップはプログリップ製オフロード用のダブルコンパウンドで、バーエンドにはノーマルのハンドルウェイトをつけてます。

スイッチボックスは右はたしかGSX250E?用でライトスイッチにポジションがあるもの、左はZZR400用でチョーク部分は削って加工しています。ステム上にはお約束のヨシムラのデジタル油温計(旧型)。ミラーはナポレオンのバレンミラーです。これは低くて形がいいのですが振動に弱く高速では役にたちません。あとミラーに出張先で買った死角用補助ミラーを貼り付けています。
クラッチワイヤーはユニコのステンでノーマルはシート下に入れて不測の事態に備えています。

ブレーキマスターは前述ですがニッシンの5/8インチです。これは解体屋でXJR400のキャリパー+ステンメシュホースとセットで安かったものです。ステンメシュホースも最初はアールズの鉄フィッティングでしたが、今はこのときのアルマイトフィッティングに換えています。レバーにはオフロード用のすべり止めシールをつけてます。

フレーム
スイングアームピポット上にTNKの補強キットを組んであります。ステップまわりは擦れるので塩ビでカバーをしてそれをタイラップで固定しています。またアルミ板でヒールガードを作っています。これはヒールグリップのがしやすくて、なかなかいいです。

あちこちとだいぶやつれてきましたが、カタナは乗って楽しいバイクです。そりゃあ最新バイクにはかないませんが、この時代のバイクにしかない楽しみがあります。でも他人には薦められないかなぁ(笑)

 

ライトの変更(2007.01.09 追加)

年末から年始にかけてライト類の変更をしました。まずはテールランプです。
フロントには白色LEDで作成した昼間用ディライトがあり、ほぼ点灯しっぱなしになっています。しかし洞門とかの薄暗いところや夕方のガード下とかで後ろからの視認性が低いことが気になったので、テールランプのレンズの中にLEDを組み込んでフロントのディライトと同時に点灯するようにしました。LEDは赤色のものを5個使って、CRDで電流制御します。配置はノーマルバルブの邪魔にならないようにして、LEDは半減角が狭いのでほぼ均等になるように配置しました。 



LEDの固定はどうせ見えないレンズの中なので、ステンワイヤーで固定しています。緩み止めと脱落防止にシリコンコーキングで固定しています。ちょっとせこい取り付け方ですが、これならLEDが故障してもメンテがすぐにできます。コードはPCのATAPIケーブル用のものを裂いて分けた細いものを使ってます。これだと色目が目立たないし、細いので取り回しも楽です。コードは本体の目立たないところに穴を空けて通して、その後にコーキング剤で埋めてます。 



点灯するとこんな感じです。LEDは半減角が狭く、いわゆるスポット的な光軸なのでポツポツした感じになりますが、目的が普通のテールライトと違うので、これでよしとしましょう。 




続いてフロントですが、遂にマルチリフレクターヘッドライトを入れちゃいました。
これはヤフオクで2個セットの4輪用で片方がキズ入りだったせいか、かなり安く落札しました。メーカーはレイブリックのもので、4輪用ですがボルトオンで簡単にカタナに着きます。キズは思ったほどひどくないし、さらに流行の青いH4バルブが付いてきました。
レイブリックのものはクリアタイプとブルータイプがあり、落札したのはブルータイプとのことでしたが、経年変化なのかかなり青は薄く、キズなしのほうはほとんどクリアでした。もっとも色はどちらでもよかったし、片方しか使わないので色が微妙に違っても別にかまいません。一応車検対応のものですが、情報を検索するとたまに車検で光量不足?になることがあるそうです。しかし概ね評判はよく、明るくて見やすいそうです。
取り付けはボルトオンでヘッドライトユニットの下にあるリム固定の小さなネジを2つはずすだけで、簡単に脱着できます。フロントのギラギラ感が新しい感じがしてステキ(笑)です。加工(後述)することがあったのと、ブルーっぽいので、今はキズありのほうを装着しています。さらにバルブも青いバルブを試してみることにしました。



自分のカタナ(1991SM)にはポジションライトは無いのですが、回路図を見ると配線があります。そこでハンドルの右スイッチボックスの変更時にライトスイッチにポジションがあったのでこれを配線して、バルブはH4バルブに抱きつかせる汎用のポジションランプ取り付けキットでポジションが点灯するようにしていました。さてこの.マルチリフレクターライトにもポジションランプはありません。前に使っていた汎用のポジションライトを着けてみたのですがこのキットのボディが金色だし不恰好で、これが今度のライトでは素通しに見えてかっこ悪いです。
そこで得意?のLED化をしてみました。最初はH4バルブにくくりつけるように白色LEDを3個つけ満足していたのですが、よく考えるとH4バルブはかなり高熱になるので絶縁素材やLED本体が持ちそうにありません。光の拡散を考えるとここが一番いいのですが、これは諦めることにしました。ポジション無しも考えたのですが、せっかくなのでライトボディに穴を空けてLEDを取り付けました。新品ならこんな加工は絶対にしませんが、もともとレンズにキズつきだし、もうひとつスペアのきれいなものがあるのでやっちゃいました。しかしこのポジションは予想通り配光が悪く、LEDの角度とか検討が必要そうです。



もともと暗くなったらバイクは乗らないので、取り付けてから夜間走行はしていません。マルチリフレクターもこの青色バルブもLEDのポジションも走行したらどうなのか、まだわかりません。ま、しばらくはこれで様子を見ます。

 

ポジションライトの追加(2007.01.28 追加)

新しいヘッドライトのポジションランプはLEDの半減角が狭いのでライトハウジング自体は明るくなりません。そこでLEDをランプ上にも追加してバルブ付近を照らすことによってライト全体を光らせるようにしました。またLEDには青いシリコンの拡散キャップをかぶせてみました。

ちょっと青すぎるかなぁ。車検は厳しいかもしれませんね。

 

フロントウィンカーの変更(2007.03.25 追加)

実はフロントウィンカーは埋め込みにするか悩んでいました。しかしなんかいいものがなくて、換えていませんでした。ところが先日、物置を整理して、何用かわからないのですが、たぶん昔のレーサーレプリカのものと思われる小ぶりなウィンカーが出てきました。そこでこれをとりつけてみました。

横から見るとけっこう大きく見えます。

張り出しは少なく、埋め込み型ではないですが、ちょっとすっきりしたような気がします。

 

やっちまいました(2007.10.22 追加)

オリジナルのラインはもう10年以上になるので、前々から構想のあったカラー変更をしました。ちょうどカタナ会のミーティングがあったので、それにあわせてイメージチェンジです。例によってカッティングシートで・・・

迷彩です。しかもシャークマウスまで・・・

イメージしたのはロシアの戦闘機のスホーイSu27「フランカー」なんです。

ちょっと恥ずかしいので、また替えるかもしれません・・・・

 

6ポットキャリパー装着(2008.12.29 追加)

現在のブレーキは320mmのブロスローターにZZR400のトキコ対向4ポットキャリパーがついています。マスターは5/8インチのタンク別体で、普通に考えればブレーキはかなり強化されてるはずです。しかしどうもスポンジーで効きが悪いのです。そこでキャリパーのオーバーホールをしようと考え価格を調べると、なんとシールとか部品代だけで6000円以上かかることがわかりました。
次にキャリパーを交換しようと調べてみると今のZZR用は62mmピッチで、ヤマハ以外ではちょっと前によく使われていたようです。しかしホンダとスズキ用はキャリパー固定用のネジが細いらしく完全ボルトオンとはならず、またニッシンのキャリパーはオフセットがトキコと違うらしいです。そうしていろいろと見ていくうちにZRX(400)用の6ポットキャリパーは62mmピッチでZZRにボルトオンということを知りました。ということは私のキャリパーサポートにもボルトオンではないか、ということでオークションで落札してみました。
 届いた商品は外観は綺麗でピストンの固着もなくパッドもまだけっこう残っていて、とても程度のいいものでした。これを洗って、ピストンははずして掃除してシールもチェックしてから、実際に組み込んでみました。

とりあえずハッタリがすこし効くようになりました。

 

自作フェンダーレスとテールアップ(2009.01.12 追加)

カタナはシート下にスペースがなく、リアカウル内は車載工具とネットと替えレバーでほとんど一杯です。そこで前々からシート下にものを積める空間が欲しいと思っていました。そのためにはリアのフェンダーレス化でフラットにすることと、テールアップをしてシート後端を上げるという2つの方法があります。もちろん両方やれば一番スペースを確保できるので、両方に着手しました。
先ずフェンダーレスは市販の製品も多く在りますが、ただのアルミやステンの板のわりに高価です。そこで手持ちの3mm厚のアルミ板を切り出して現物に合わせながら製作してみました。またリアカウル内のサイドや後端は力がかからないので加工しやすいプラスチックで製作しました。

ナンバーブラケットもアルミ板で作成しました。角度は大人の良識の範囲で・・もう少し極悪仕様も作成するかもしれません。あと青いのはタイヤバルブを加工したフックです。ウィンカーはとりあえずこれまでのもので、ステーは左右を入れ替えて内側につけてみました。

フェンダーの前側はノーマルですが、後ろを下ろして固定して、シート下のスペースを作りました。これなら薄いものなら入りそうです。車載工具はマジックテープでリアカウル内に固定できるようにしました。
テールアップも市販キットがありますが、ほとんどが鍵をかさ上げする板と、シートカウルを上げるネジとスペーサーです。あれであの価格?!と思うのですが・・。そこでこれも自作です。まず鍵は上のようにアルミ板で上げておきます。

シートはカウルで支えるのは無理がありそうです。そこでアルミの角棒をカットしてリアフレームの上に角度をつけました。今回はこれの製作が一番大変でした。手前は替えのブレーキレバーです。上の写真はわかりにくいですが、右が前方向です。

シート裏のフレームに当たるところは、嵩が増えた分だけゴム板を貼り付けてます。

以上でシート下にはこれだけのスペースを確保できました。カッパとかなら充分入りそうです。

さてなんだかんだ言っても、見た目がやっぱり気になります。後ろがすっきりと上がってカッコよくなったと思います。いや、思いたいです。シートはちょっと上がったので足つきがすこし悪くなりました。あとはウィンカーを小さくしたいですね。

こうなるとタイヤの細さが気になりますが・・・とりあえず完了です。

 

リアフェンダー前部と小物入れの製作(2009.01.25 追加)

前回の自作フェンダーレスとテールアップでとりあえず完了としたはずですが、そのときにはリアフェンダー前部はノーマルを使っていました。しかしそれだと横から見たときに下にはみ出してるし、スペースも有効活用できていません。そこでリアフェンダー前部も自作して、さらに小物入れを作ってみました。

材料はフレーム幅よりちょっと狭くてかなり深めのタッパー容器と、小物入れになる浅めのタッパーと、黒いプラスチック板です。これはもしタイヤが干渉しても逃げのできる柔軟性があること、強度は必要ないこと、そして加工が楽で、材料が簡単に入手できることからです。ま、3つとも100円ショップで調達したので、材料費は¥315(税込)です。
まず深めのタッパーを切り開いて、現物に合わせながらヒーターパイプで曲げ加工していき、前のほうは外から見えるので黒いプラスチック板でフレームに沿うように作成したものを取り付けました。そしてアルミ板でステーを作って、フェンダーと小物入れにする浅いタッパーと共締めし、後ろはタッパーの切り端で隙間をうめて、アルミのフェンダーレスに取り付けます。
って書くと簡単ですが、現物あわせなので試行錯誤の連続です。ただ表から見えないところばかりなので仕上げは適当です。

シートをはめながら位置を調整して作成していきます。フェンダーがフレーム下から出なくなったのでよりスッキリとしました。あとタッパーは最初は書類入れにしようかと思ったのですが、フェンダー前部を平らなプラスチック板の両側を曲げたので、けっこうフェンダーの前にスペースができました。そこで次回はそこに書類入れを作ろうと思います。なお、上部のタッパーは簡単にはずせるので、高さが同じなら他のケースに交換したり、箱はなしでウィンドブレーカーとかなら入りそうです。

 

前後ウィンカーの変更(2009.03.01 追加)

フェンダーレスとテールアップで気になったのが、とりあえず前のままのリアウィンカーがすっきりしてないことでした。そこですっきりさせるために変更をしました。

まず作成したのが、アルミの角棒を加工して写真のようなものを2つ作成しました。これをリアのウィンカーステーにつけて、さらにこれに取り付けたのはNSR250のウィンカーです。これはフロントにつけていたものと同じで、縦長で横に張り出していません。そのためステーを隠して幅が狭くなると考えたのです。

ついでにフロントも前々から考えていた構想に着手しました。それは埋め込みウィンカーへの変更です。カタナは埋め込みウィンカーにしている人は多いのですが、どうもどれも同じようです。とりあえずレンズの形と大きさから4輪のサイドマーカーの流用が良さそうで、いろいろ物色したところ、旧型ヴィッツのものが目みたいでシャークマウスにも似合うのではないかと思いました。しかしバルブの取り付け、カウルの窪みの大きさを考えるとそのままでは難しそうです。

そこで・・・レンズから全て自作しちゃいました。材料や工程は面倒くさいので割愛しますが、ホワイトレンズで目のようにしました。

なんかサメ・・というよりウルトラマンっぽいですね。

バルブはオレンジ色です。市販品は高いので普通のバルブにプラモデル用の塗料でオレンジ色にしました。こうしないと違反ですからね。
これで前後ウィンカーはかなりすっきりしました。レンズはもう少し切れ長にしたいなぁ。

今の全体はこんな感じです。なんかだんだん下品に・・・??

 

エンジンスライダーの取り付け(2009.05.31 追加)

カタナは空冷の古いエンジンで、クランクケースが左右に突き出てます。このため転倒するとそれが立ちゴケであってもエンジンに傷が入ります。まぁ、すりキズくらいならいいのですが(本当は良くないんですけど)、ひどいと走行不可能になってしまいます。そこで前々からエンジンガードを付けたかったのですが、どうも格好が好きになれませんでした。そこでスライダーを付けてみることにしました。

スライダー自体はネットオークションで入手したニンジャ用だそうです。オフセットしたステーが欲しかったのでこれがちょうどよかったです。ただこちら側は転倒して削れていました。そこでセコいですが、ホットボンドで肉盛りして修正しました。

とりつけはエンジンハンガーにステーをつけて、そこから横に張り出してます。フレームに直に取り付けしないで、転倒のショックを逃がすことをもくろんでます。

前から見たところです。どこまで横に出すかはかなり悩みました。バンクの邪魔にならず、すり抜けにも困らず、そしてガードとしての機能・・実験もできませんし・・。とりあえずこれくらいにしてみました。

いままでのパーツと違って効果は確認したくなですね。

 

ドリンクホルダーの作成(2009.12.08 追加)
タンクバッグ等を持たずにカタナで出かけたときに困るのが飲み物を運べないことです。これまではやや大きめなウエストバッグに入れたり、ジャケットのポケットに入れたりしてました。また市販の腰からぶら下げることのできるホルダーとかも使いましたが、身につけるとなにかと邪魔です。
そこでカタナに簡単にとりつけられるドリンクホルダーを作ってみました。当初、取り付け位置はシート横の下、アシストグリップあたりと考えていたのですが、サスペンションのリザーバータンクに干渉するので、ほとんど使うことの無いタンデムステップに取り付けるようにしました。 

なかなかいい位置だと自分では満足してます。材料は100円ショップのウェットスーツ地のペットボトルホルダーで、これに軟質プラスチックをヒートパイプでまげて作ったステーをリベットで留めてあります。

ステーはマジックテープで固定できるようにし、普段はシート下にたたんで入れておけます。ちょっとした小技でした。

 

ラジアルポンプマスターシリンダー装着(2010.01.09 追加)
6ポットキャリパーを装着してからほぼ1年が経過しましたが、やはりスポンジーで効きが悪いのはあまり改善されませんでした。これまでホースもキャリパーも交換したので、あとはマスターシリンダーしか原因はありません。そんなとき中古部品を扱う店でラジアルポンプマスターシリンダーが安く売られていたので、これを購入しました。
購入したのはニッシンのラジアルポンプマスターの19mmで、ほぼ新品のように程度はかなり良かったです。ブレーキスイッチが欠品していたのですが、昔カタナに装着していたニッシンの14mmマスターのスイッチがそのままついたので問題ありません。唯一の問題点はボディがゴールド、レバーがシルバーと色が合わないことでした。そこでボディは濃いブルーメタリックに塗り替えました。たぶん剥げてくると思いますが、やはり金色は嫌です。あとレバーには前にもつけていた滑り止めをつけてます。

購入したのは2009年の春先でした。しかしブレーキをいじった場合は確認も必要なのですぐに走りにいけませんし、もし装着に失敗するとしばらく乗れなくなるので、春〜秋のツーリングシーズンでの装着はしませんでした。あとブレーキのフルードは水分を含みやすいので湿度の高い時期の作業を避けたいということもあります。そんなわけで装着したのは冬になってしまいましたが、これまでのハンドルと平行方向に場所をとるマスターから、ハンドルの前方とさらに上下にも幅のあるラジアルマスターに交換だったので、簡単ではありませんでした。
まず悩んだのがホースの取り回しです。ホースのフィティングを緩めてねじれをとり、仮組してレバーを握ると何かにひっかります。見るとレバーのブレーキスイッチを受ける下方への突起がホースのフィティングに当たってました。そこでこれをずらすのですが、ハンドルにも干渉するのであまり角度がありません。さらにマスターにはホースを2本つなぐダイレクト方式なのですが、ホースのフィティング同士があたるのでそれぞれの角度をずらさないと装着できません。なんとかいい位置になったのですが、片方のホースはハンドルを切るとアッパーカウルにあたります。まぁホースが逃げるのでハンドルが切れないことは無いのですが、ここはマスターからホースは一本にしてT字接続かS字接続にしするか、フィティングを交換したほうが良さそうです。 

続いてミラーをつけようとしたら、なんとこのバレンミラーはステーが低い位置から前方に突き出ているので、マスターのエア抜きバルブに干渉します。そこでミラーの下には別体マスタータンクのステー以外にもワッシャーをスペーサーとして噛ませて、ミラー位置を上げてます。 

さらに左にハンドルを切ると、スクリーンとレバーの根元のクリアランスはギリギリです。

私のカタナはハンドルをハリケーンのものに換えて、高さがあがり絞りも緩くなっています。これがノーマルハンドルだとどうなるかはわかりませんが、どちらにしてもラジアルマスターの装着は苦労しそうです。
さてフルードを入れてエア抜きは意外に簡単でした。握った感じはストロークが長いのですがしっかり効いているようです。 

 

リアボックス装着(2010.05.15 追加)
DR250Rにはふだんリアボックスがついているのですが、これが思いのほか便利で出かけたときに重宝していて、カタナにもこのように鍵つきのハードケースがつかないものかと思ってました。ただカタナは実用性より見た目を重視なので簡単につけはずしできること、キャリアなどのベースが必要ないことが条件です。
そんなとき近所のフリーマーケットでホンダ純正のリアボックスを安く手に入れました。そこでこれをカタナのリアシートに装着できるようにしてみました。

リアボックス自体は黒いプラスチック製で傷も多く、いまさら綺麗にする気にもありませんし、逆に惜しげもなく加工できます。まずリアシートに載せたときに安定するようにシートを挟むように底に発泡スポンジを貼りました。
また底にはナイロンベルトを通す穴をあけ、ナイロンベルトでシートをまわしてボックス内でバックルで留めた後に絞り込むようにしました。まぁカッターナイフで切れば盗まれてしまいますが、シートに荷物を括り付けるだけよりはマシなはずです。
さらに背中にあたるところには底に貼った発泡スポンジのあまりを貼り付けてみました。またHONDAのエンブレムははずして、反射板を貼り付けました。

見た目は最悪ですが、フルフェースヘルメットも入るし実用性はかなり高いです。作ってはみたものの、あまりのかっこ悪さに今後どのような場面で使うか自分でもよくわかりません。。

 

アイライン追加とバックミラー変更(2010.10.03 追加)
シャークマウスにあわせたフロントの自作埋め込みウィンカーですが、なんか無表情なのでアイラインを入れてみました。


アメリカのバイク雑誌で隼についてるのを見たからなんですが、なんか漫画チックになったような気もします。まぁ、カッティングシートなのではがすかもしれません。


そしてバックミラーを交換しました。これはディトナのミラーで8月の「バイクのふるさと浜松」で安売りしていたものです。前のミラーと同じようなステーですが、よりコンパクトに低くできて、形もシャープで気に入ってます。
 

ただし安いだけあって、実は左右は別の品番で微妙に形が違います。でもたぶんほとんどの人は気がつかないでしょう。

 

テールランプを丸目2灯に変更(2011.06.04 追加)
手元にNSR250用のテールランプがあったので、これを取り付けてみました。

といっても簡単ではなく、いろいろとステーを製作したり、テールランプ自体を加工したり、ベースとなる板に丸目2灯の穴をあけたりとかなり苦労しました。

丸目2灯は4輪でもそうですがスポーティなイメージがあります。でもカタナに似合っているかどうかは微妙ですね。NSRやR1のようなテールカウルが丸みを帯びて大きいものには似合いますが、カタナはエッジを効かせた方が似合いそうです。ただちょっと他とは違うというところを後ろから主張できます。

4つのボルトはダミーでこれで取り付けてるわけでなく、これは赤色LEDが組み込まれていて、フロントのディライトと連動してます。また中央下は反射板で車検に必要です。この反射板の裏には白色LEDのナンバー灯をつけてあります。なおベースにはカーボン柄のカッティングシートを貼ったのですが、ちょっと光ってしまいイマイチです。

ついでにフロントのディライトでライト上のFDケースで自作した白色LEDのものは配線のせいか一部が点灯しなくなったので、マレーシアで買った青色の汎用品に交換しました。

 

車検用インナーサイレンサーの作成(2011.08.01 追加)
前回2009年の車検のときにマフラーの音量はギリギリで通してもらいました。たぶん経年変化でサイレンサーのグラスウールがなくなっていたり固着して消音機能がなくなっているのだと思います。そこでUSヨシムラの集合管のサイレンサーのグラスウール交換をするために分解を試みたのですが、固着してとれませんでした。次の車検まで2年あるのでそのうちはずせればと思っていたのですが、あっというまに2年たってしまい、あいかわらず分解できません。そこで車検用(そのときだけ)のインナーサイレンサーを作ってみました。

材料は中心のパイプはキジマのドラッグパイプインナーサイレンサーで内側に爪があって消音するというものです。最初はサイレンサーの後ろからこれを突っ込んでみたのですが、排気されないのかエンジンはストールするし、どうしても加工していることが見えてしまい車検には通過しそうにありません。そこでこれをベースにサイレンサーの前のパイプ内にインナーサイレンサーとして入れてみることにしました。
まずドラッグパイプインナーサイレンサーは抜けが悪いので、爪を一部戻して半分はストレートに抜けるようにしました。また端の片方にはオイルフィルターを分解して作った金属の輪をつけてパイプ内を塞ぐようにして、パンチングされたパイプのまわりにはグラスウールを巻き、その上からはステンレスタワシをほぐしたものを巻いてます。

これを集合部の後ろのミッドパイプ内に突っ込みます。パイプは真っ直ぐでないので適当な位置にひっかります。

こうして後は組み立てるだけです。エンジンをかけてみるとかなり静かになったのがわかりますが、ちゃんとした騒音計がないので規制値以内かはわかりません。とりあえずこれで車検をうけてダメならノーマルに戻します。

 

 

リアウィンカーの交換(2011.10.10 追加)
テールランプを丸2灯にしてから、どうもリアウィンカーがマッチしてない気がしていました。そこで丸型の小さいもので、できればホワイトレンズ、アルミボディーのオーソドックスなものに替えたいと前々から思っていたところ、フリーマーケットでみつけたのを取り付けてみました。

たぶんモンキー用と思われるももで、なんと4つでバルブがついて1000円。1個250円です。しかしさすがその値段でつくりが悪いです。それでも中のバルブを23Wのオレンジ色のものに交換し、コードが短いので延長し、車体側のステーも加工してとりつけてみました。


なかなかすっきりしたような気がします。というか、テールランプと揃えたというよりも小さくて白いので目立たなくなったという感じです。

ウィンカーが目立たなくなったのですが、色や照度、面積からも車検はたぶん大丈夫でしょう。

 

セミ油圧クラッチ化(2011.12.27 追加)
インターネットの海外のバイク系掲示板で見かけたのがクランクケースを加工するのではなく、クラッチレリーズアームを直かワイヤーで油圧ピストンで引く油圧クラッチ化の機器。どうもこれはセミ油圧クラッチと呼ばれるそうで、トライアル車などでは定番のようでした。そしてこれはもしかしてカタナに使えるのではないか?ということで、いろいろと調査をはじめました。
最初に見たのは4000円くらいでマスターまでセットになった中華製ですが、たぶんモンキーなどの4ミニ用でネットでの評判もわるかったのですが、そのうち本格的なものも見つけ、そのなかでHebo(エボ)というスペインのメーカーのものがよさそうだったのと、ちょうど安く出ていたのでこれを買いました。またこれは汎用のキットなのでもしカタナにつかなくてもDRなどにも使えそうだったからです。



取り付けはなかなか素直にできずに、かなり時間がかかりました。まず大変なのがカタナのクラッチケーブルとレリーズアームの取り付けは専用の金具なのですが、キットのワイヤー終端はタイコしかなく、そのままではつかないことでした。


そこでレバー根元で切れたクラッチワイヤーを持っていたので、クラッチケーブルはキットのものでなくこれを加工しました。スレーブ本体はエンジンのシリンダー後ろにケーブルが直線的にできる場所に設置できるようにアルミ板でステーを作成して取り付けました。




もうひとつの重要部品であるクラッチマスターはAJPというメーカー製のものがキットに含まれています。ただしこれはコンペマシン用らしく、市販車にあるスイッチボックスやバックミラーステーは考慮されていません。スイッチボックスは小ぶりのものに変更も考えたのですが、私はスイッチボックスの蓋部品をレバーの逃げのあるように自作しました。またバックミラーも通常のステーでなく、薄い鉄板で留めるようにしてあります。



当初はスレーブシリンダーのピストンストロークが短く、クラッチが切れなかったのですがマスター側のネジを調整してなんとかクラッチを切れるストロークを確保しました。



それでもストロークの範囲が狭く、高回転でクラッチが滑ったりといろいろと調整中です。またレバーが少し遠くなったのと、スイッチボックスがレバーの逃げの都合で位置が決まるので、ウィンカーなどの操作がしにくくなりました。



しかしクラッチは軽くなって、指1本で握れるようになりました。

レリーズアームも今はノーマルですが、GSXR用、YRPのイージークラッチキットとあるので、いい組み合わせと位置を探していきたいと思っています。

(2013.02.03 追記)
残念ながらスレーブからオイル漏れがありだましだまし使っていたのですが、マスターからもオイル漏れが出るようになったので、またケーブルに戻しました。

 

バッテリーケース作成(2012.01.04 追加)
カタナのバッテリーは14L-A2といういわゆる開放型のバッテリーです。これは蒸留水の液面を常にチェックしないといけませんし、自己放電が多くてあまり乗らないとすぐにあがってしまいます。そこで私は同じ容量のMF型である○TX-14BSというものを使っています。しかしこのバッテリーはオリジナルの開放型より高さが低く、幅はほぼ同じで長さが長いのです。このためカタナのバッテリーケースのパッドをはずしてもそのままでは入りません。

そこでこれまでは縦に倒して無理やり入れていました。こうして8年以上使っていたのですがついに寿命になってしまい交換しました。しかし同じように倒して入れると今度は液漏れがするのです。そこでバッテリーケースを加工するのではなく、新たに作ってみました。

右がオリジナルで、左が自作したものです。MFバッテリーの長さはフレーム幅に対してギリギリなので、2つの方策で収まるようにしました。まず写真左側が進行方向なのですがここの材質をステンレス板にすることで薄くしてます。そして写真右の後ろ側はフレームの内側からでなく外側から固定するようにしました。 ( ┓ ┏ → ┓  ┓)
材料は全て100円均一で食材用のステンレスパットとステンレスの家具補強用ステーです。写真左の進行方向の下にあるフック形状のものはTNKのフレーム補強バーにかかるようにして薄いステンレス板の負担を減らすためです。サイドの黒い板は手持ちの廃材の鉄板で、これらをリベットで組み上げてます。

これでMFバッテリーもそのままで収まるようになりました。

実はこれを作成する前に開放型と同じサイズのMFバッテリー を見つけたのでこれを買ったのですが、これもちゃんと入ります。
バイクへの取り付けは知恵の輪のようになりますが、これでしばらくはバッテリーに悩むことはなさそうです。

 

 チェーンケース変更(2012.06.10 追加)
買った当初にノーマルのチェーンケースにカーボン柄のカッティングシートを貼っていたのですが、曲線にはうまく貼れないし、そのうえだんだんとはがれてきていました。ちょうどそんなときに近所でやっていたバイク系のフリーマーケットでドカティの車種不明の本物のカーボンのチェーンケースを手にいれたので、これベースにチェーンケースを作ってみました。

まずドカのは決定的に長さが短いです。これはネットの画像などを見ると、どうも後ろまではなく、真ん中あたりしか無いようです。しかしカタナのノーマルのチェーンケースの取り付けは、後ろと前の2点固定ですので、長さを伸ばさないといけません。
そこで、100円均一のステンレストレイを加工して前半分を作成し、ドカのカーボンもドライカーボンでないので加工が簡単なので不要な部分を落として、これらをリベットで留めて結合しました。

裏のスイングアームにはさむ金具も同じサイズで作成しました。これがないと取り付けが安定しません。

取り付けると、けっこうしっくりきました。心配した前半のステンレス(トレイ加工)部分もちょうどいい具合に目立たず、なかなかいい感じです。
やっぱり本物のカーボンは光をうけたときなどに違いますね。

 

クランクケース減圧バルブの取り付け(2012.11.12 追加)
きっかけは5月に新東名の清水PAで開催されたカタナ会のミーティングで、マフラーの展示と一緒にあったレデューサーと呼ばれるワンウェイバルブでした。正直、この手のパーツは最新のSS用のパーツで少しでも性能向上を目指すレーシング用であって、カタナには無関係だと思っていましたが、この製品を持って来た人はカタナより昔のGS1000乗りで、効果がすぐに体感できると言います。
そこで製品を見せてもらうと、構造はクランクケースのブリーザーパイプの途中に入れるワンウェイバルブで、ブローバイガスを排出し、クランクケース内の空気密度をさげて、内部のピストンとかの抵抗を減らすそうです。しかもそのワンウェイバルブは2サイクルエンジンのリードバルブと同じ構造で、これならリードバルブの中古で作れるんじゃないか?と思い、いずれ自作してみるつもりでした。その後、初夏に250モトクロッサー用のボイセンの樹脂リードバルブをフリーマーケットで入手したのですが、カタナのブリーザーパイプはエンジンのカムタワーからタンク裏を沿ってエアクリーナーにつながっているので、大きすぎて入りません。

だんだんと興味が湧いたのでネットでいろいろ調べると、やはりクランクケース内の体積変化の大きいビックシングルやツインには効果が高いが、4気筒並列エンジンでも効果があり、KTMのツインの純正パーツを流用してる人が多いようでした。よく考えれば純正パーツなら実績があるわけで、エンジンブローもしかねないバルブの詰まりも対処されているはずだし、小さいのでタンク裏に十分入りそうです。

そこで会社の近くのKTMの代理店で購入してみました。価格は3990円(2012年7月)で、取り付けマニュアルとホースバンドまでセットでした(ただホースバンドは形状が特殊なので使用しません)。大きさはブリーザーホースがちょっと太くなる程度で、アルミ製で軽く、中身は樹脂ボールによるワンウェイバルブです。

取り付けは純正のブリーザーパイプを切るのが嫌だったので、別途ホースを購入し、メンテのことを考えて長めにしてあります。エンジン側は耐熱用にアルミテープを巻きつけてみました。またホースバンドはバルブのエンジン側にはわざとつけていません。これはもしバルブが詰まったら、ここで抜けてクランクケースに圧力がかからないようにするためです(実際にそううまくいくかはわかりません)。

さて肝心の効果ですが、好みの問題もあるでしょうが、私にはかなりいいです。
もともと始動性のいいカタナなので、始動性についてはわかりませんが、走り出してみると一発で違いがわかります。それは吹き上がりのよさで、カタナ独特のゴリゴリ感がなく、スムーズに回転があがっていき、アクセルに回転がよくついてきます。
ただしエンブレが効かなります。たぶんこれまでのエンブレを100とすると、55くらいになった感じで、最初はコーナーの入り口でエンブレで減速しきれるのか?ブレーキなのか?と、これまで身についてしまったカタナでのタイミングがみんなズレてしまいましたが、これは乗ってるうちに慣れました。
効果で一番嬉しかったのは、低速コーナーで低いギアだとどうしてもアクセルのオンオフにピッチングをおこしてギクシャクするのが、それが無くなって車体が安定していてより低いギアで走れるので、コーナー立ち上がりが速くなることです。なお燃費についてはあまり変化はないようです。これは走り方やコースの影響が大きいのでなんともいえません。

理論から考えると、たぶんバルブのホースを細くして流量を減らすとか、エンジンからバルブまでのホースの距離を伸ばしてみるとかで特性が変わると思えるので、いずれそれも試してみたいです。

 

 チェーンとスプロケット交換(2012.12.30 追加)
カタナ1100の630チェーンを530にコンバートするのはみんなよくやっています。私もいつかやろうと思っていたのですが、金銭面の問題とノーマルの630がヘタらないので未交換のままでした。ところが自分でかしめることができることを知り、さらにそれが通販で安く手に入ることを知ったので交換にふみきりました。

チェーンはXリング入の江沼チェーンの530サイズで、112リンクです。そしてジョイントはスクリュージョイント(SLJ)というネジでカシメるもので、失敗なく特殊工具無しで自分でできるものです。江沼チェーンはカワサキの純正に使われていて、信頼性も高く価格も安いので、これのSRXスチールというものにしました。

リアスプロケットはアルミ合金は耐久性が低いので鉄で探して、NTBというメーカーのGSF1200用で45Tのものです。これをスズキ純正のGSXR用のセルフロックナットで固定してます。また同時にリアハブダンパーも新品に交換しました。
全体にゴールドとかが無く、色目をおさえてノーマルっぽい感じになってます。

スクリュージョイントはやや出っ張るので、カシメた後にサンダーで頭をすこし落としました。(上写真のスプロケット右上のコマです)。セルフロックナットにしたので、スプロケットの取り付けもすっきりしました。

フロントスプロケットはXAMの隼用の17Tに、カタナ750用のスペーサーを組み合わせてます。ロックワッシャーとナットは新品です。ナットははずすときに痛めてしまったので交換しましたが、通常は再利用できるようです。取り外しと締め付けにはエアインパクトレンチを使ってます。

これで減速比はノーマルの R42/F15=2.8 から R45/F17=2.6471 となります。これは神戸ユニコーンのキットの減速比 R42/F16=2.625 に近く、常用域の振動が減るそうです。
チェーンケースは隙間が多くなったので、加工しなおす予定です。

(2013.02.03 追記)
チェーンケースは作り直しました。

と言っても、前のを加工して高さを低くしました。 チェーンにあわせると後ろ下がりになるので、後ろ側ステーはあまり落とさないで、やや後ろを高くしてます。

 

 

 

クラッチレバーピポットのベアリング挿入(2013.02.03 追加)
セミ油圧クラッチはオイル漏れがあり、安全性を考慮して使用を中止しました。
そこでまたワイヤー式に戻したのですが、カタナ純正のクラッチホルダーのC型クランプではいちいちグリップを抜かないと交換できないので、クランプ式に変更するようにします。
一般的にはゼファーなどカワサキ用の純正部品流用が多いのですが、私はフリーマーケットで出品されていた安価な汎用品を使ってみました。


これはレバーのピポット位置が遠くてレバー操作が軽くなりそうだったのと、安かったので追加工しても気にならないと思ったからです。
ミラー位置が2つあるのは右側にそろえるためにクランプ側にも追加したからで、スイッチボックス前にあるほうはアクセサリー固定など他の用途を考えています。
またここに上下をつなぐ機構のほうが上下の強度が増すと思えます。ハザードは使いにくくなりますが、使う機会は少ないので問題ないです。

レリーズ側はもともとつけていたYRPのイージークラッチキットを組み、ワイヤーをつなぐと、ワイヤーとしてはけっこう操作が軽くなりました。
しかしホルダーのガタが多くレバーが上下に動き、握ってから戻すときにちょっとひっかかるようです。
そこで、そのガタを調整するのと、レバーの動きを少しでも軽くするためにレバーピポット部にベアリングをいれてみました。


ピポットボルト(写真中)のレバーのあたる軸部分は外径が9.6mmで、内径(ネジ部)が5.8mmです。そして長さが14.5mmでした。
そこでラジコン用のボールベアリングで外径が10mmで、内径6mm、幅3mmというものを購入しました(写真上)。
そしてこれを5個並べれば15mmになります(写真下)。


まずレバーにベアリングを4つ(3mm x 4 = 12mm)入れて、これでレバーホルダーに組み込みます。


その後に残りの1個のベアリングをホルダーの上からいれて、段つきワッシャーでふたをしてボルトで締めます。
これにより軸部分が14.5mm→ 3mm x 5 = 15mmとなり、さらに段つきワッシャーで押さえることになります。
またレバー側の穴とピポットの軸とのクリアランスも減ったので、相乗効果でガタが少なくなり、レバーもスムーズに動作するようになりました。

 

インナーガードの変更(2014.02.17 追加)
フロントフォークのオイル漏れに伴い、オイルシールだけでなく、スライドメタルやピストンリング、フリーピストンのシールまで交換してフルオーバーホールをしました。このときにダストシール上のペットボトルを加工したインナーガードも作り直しました。
 
カーボン・・調のカッティングシートを貼った塩ビ板を切ったものです。
かなり貧乏くさかったのが、少しは見栄えするようになったかと思います。
まぁ、インナーチューブの傷防止という機能があればいいのですが、ちょっと小技を入れてみました。

キャブインシュレータの連結(2014.03.22 追加) 
カタナはマニホールドに同調調整用のネジ穴があってここにヘックスのネジが入っています。これをキャブの同調をしたときにホンダ純正部品のバキューム取り出しニップルに変更し、パイプがすぐに連結できるようにしました。
またこれを参考にした記事には、これをそのままキャップで塞ぐのではなく1,4番と2,3番をパイプで連結させるとアイドリングが安定して、低回転のツキが良くなるということでした。
これは250cc4気筒のバリオスとかがやってる方法ですが、これが原因で始動性が悪くなり、私も知り合いのバリオス2台でチューブをつまんで助けたことがあります。
とりあえず簡単にできるのでやってみました。

効果は私はあまり体感はできませんが、アイドリングが落ち着いたように思えます。またもともと始動性のいいカタナではこれによる問題もないです。

フロントタイヤをBT39に変更(2014.09.27 追加)
カタナはフロントが19インチ、リアは17インチですが、扁平率が90と高い昔の仕様で履けるタイヤの種類は少ないです。ここ最近はブリジストンのBT45−Vにして、グリップも特に問題ないし、めったに乗らないですがウェットでも問題なく、持ちがいいし、ハンドリングもいいので気にいっていました。
しかしフロントが変な磨耗をして持ちがよくないです。これはセンターはまだあるのに、その横のちょっとバンクしたあたりが減ってパターンが消えていき、トレッドのうしろがめくれ上がってきます。そしてこのためハンドリングが悪くなっているようです。

このまま次回も同じBT45Vだと悩みは同じだと思っていたら、ネットで見つけたのが、リアはBT45Vのままで、フロントにはよりハイグリップなバイアスタイヤのBT39を入れるという方法でした。これはなんとBT39にはハーレーのレース用にカタナと同じサイズ100/90-19があるのです。
そこでこれを試してみることにしました。

パターンが現代風でなかなかかっこいいですが、組む方向をわざと逆向きにしてます。普通は矢印なら前から見ると下向きで走りながら水が斜め後方に排出されるようなパターンですが、これは逆、つまりタイヤのローテーション方向指定の逆になっています。
これも皆さんけっこうみんなやってることで、こうすると偏磨耗もなくグリップも良く、しかも雨で問題もないとのことです。

換えてみると、フロントに安心感のあるネバリを感じ、リーンにも入りやすく、とても走りやすくなりました。
強いて言うと、グリップのせいか道路の異物をすぐに飲み込んでしまうようで、細かい石がトレッド面に突き刺さってますので、まめにチェックが必要です。

LEDヘッドライトバルブ(2015.03.04 追加)
ヘッドライトバルブをLEDに変更しました。ハロゲンランプの後継としてはHIDがありましたが、高電圧を扱うこと、バラストなどの部品が多く2輪ではスペースの問題があり、私は遠慮していました。
LEDはHIDの次世代と言われ、HIDのデメリットのリフレクター焼けや立ち上がりの遅さも解消され、一部の4輪車に純正採用されています。

アフターパーツでH4のバルブに入るものがあり、省電力で立ち上がりも早く、色も青白く明るく、一体型だとスペースもさほどいらないそうです。しかしこれが2万円とかで高くて手がでませんでした。
ですがだんだんとアフターパーツとしてH4バルブ互換のものが安く出てきて、特に安いものは主にネットオークションで扱われているようです。
ただし安いものは品質が安定せずすぐに使えなくなったという話や、発光点がずれていてロービームのカットラインがうまく出ないとか、ハイビームはロービームと変わらないという話も聞きます。

ただこの格安LEDヘッドライトがなかなかいいという話も聞いたので、とりあえず安いものを買ってみることにしました。
車検についてはもともとランプハウジングがマルチリフレクターの色つきなのであきらめていて、車検のたびにノーマルの戻していたくらいなので特に問題はないです。
ネットオークションではタイミングが良かったのか予想より安価に購入ができきました。

これがその商品で、ちゃんとした化粧箱に入っていますが、説明書は図もなくわかりにくかったです。
放熱のためのヒートシンクとファンもついてるので後ろが大きいです。
カタナは固定カウルなのでスペースの問題は大丈夫です。
心臓のLEDはCREE社のもので、これで3600LM(ルーメン)で色温度は5500K(ケルビン)だそうです。

実際に点灯させて夜間走行もしましたが実用に問題ないです。とても明るく、色はやや青味のある白で見にくいこともないです。
またロービームのカットラインも出てるようで対向車をまぶしくさせたり、うまく道路を照らせないということもないです。
ただしハイビームはロービームのおまけ程度で、遠くを照らすのは得意ではないようです。

イメージチェンジ(2015.03.08 追加)
短期間限定のつもりでけっこう適当にやった青色系迷彩にシャークマウスでしたが、想定より長くこのカラーでした。けっこう有名にはなっていたのですが、迷彩のカッティングシートがだいぶ痛んできたのと、飽きてきたのと、そして下品ってよく言われ年齢も考えて、変更することにしました。

変更のアイデアはずっと前から練っていたのですが、カーボン柄のカッティングシートがかなりリアルな質感で、さらによく伸びて貼りやすいので、次はこれをベースにすることにしました。
基本はカタナの外装のもともと色の濃いところに、このシートを貼るということです。


まずはカウル下のエラです。


そしてスクリーンのステーも貼りました。


一番大きいのはリアカウルです。


一番苦労したのはフロントフェンダーの後ろ側ですね。


バックミラーにも貼りました。


フロントカウルは黒いライトの部分とその後ろ、そしてライト前にカーボン柄でラインを入れました。カーボン柄の端は青いラインテープで縁取りしました。
またタンクにも真ん中にカーボンライン、を入れ、SUZUKIの文字もカーボン柄で切り出して上から貼り付けています。
細かいところではサイドカバーのスイッチ、ヒューズケース、電装品カバーにも貼っています。

よく見るとカーブのきついところはしわがよってるし、谷になっているところは浮いてきているし、文字はガタガタですし、まっすぐでなかったりと詰めの甘さはありますが、全体的に前の迷彩と全く違う雰囲気になりました。

LEDディランプ(2015.05.05 追加)
ヘッドライトが常時点灯でない私のカタナはバッテリー保護の意味もあって、LEDのディライトを付けています。最初はFDケースにLEDを入れたものを自作しましたが、内部の断線でやめて、次はマレーシアで買った4輪用の小型のものをつけました。

しかしこれも壊れたので、次は秋葉原で基盤実装されたアイスブルーという色のLEDを自作ケースに入れてスクリーン後ろにつけました。これは透明のスクリーンに色がついてなかなか目立ちます。


これとは別にマレーシアでまたLEDディライトの薄いものを買ったので、これをライトの上下に貼りつけました。今度のはアルミボディで品質もよさそうです。なおライト上のほう2つはボディにカーボン風シートを貼っています。


実際に点灯させるとかなりの輝度で、ちょっとしたスモールライトより明るいです。


また追加したほうもかなり青味の強い白色で、ディライトとしては十分そうです。

中空アクスルシャフトに交換(2015.06.28 追加)
リアのアクスルシャフトを中空のものに変更しました。というのもメンテスタンドを簡単にかけるようにしたいのと、ちょっとかっこいいからです。

シャフトとナットはGSXR400のものだそうですが、ネットで部品番号がでていたのでそれで注文したので、詳細はわかりません。

 そしてサイレンサーにナット側だと干渉するのでボルト頭側を右にして、ノーマルと逆にしてみました。

 ややバネ下が軽くなったはずですが、体感的には変わらず、特に機能的にいいことがあるわけではありません。

ジェネレーターカバーのガード(2015.06.30 追加)
久しぶりにタチゴケしてしまいました。サイドスタンドがはずれて左側に倒してしまい、ジェネレーターカバーに傷がはいってしまいました。
ここはコーナリングのバンクで擦ることもあり、しかも穴が開くとオイルが漏れて走行不可能になるので、なんとかしようと思いました。
恒久的にはバンク対応したカットしたカバーにしたいのですが、暫定的にガードを作ってみました。

プラスチックをヒートガンで形を整えて、ジェネレーターカバーの形に合わせます。

材料は100均のプラスチックまな板。しかも黒ずんできたので捨てるはずのものです。
カニの形をしてるところのハサミの部分を切り出してます。
材質的にはスライダーと同じようで、抵抗の少ないものです。

貼り付けは両面テープです。転倒では持たないかもしれませんが、タチゴケやバンクくらいなら防げそうです。

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